パラレル物 独占のシルシ(2) 「腰、動かしてみな」 目を開けてアキラを見ると、その目だけで犯されているみたいだ。 カポッと口の中の触手が引いていき、タラタラと唾液が顎を流れた。 「あっ……はー……はー……」 ドクンドクンと肉棒を締め付けてくる触手が堪らなくて、自然とカエデの腰が動いていた。 ジュプッ、ヌチュッと淫らな音を立てて、その襞々から彼の肉棒が出入りする。 「あっ……は……」 まるで意思を持っているかの様に、触手の襞が蠢き吸い付いてくる。 揉みしだかれて、ビクンとカエデの背中が反った。 カクンと膝が地に着いて、お陰で腰の動きも強くなる。 「はー、はー、はー……んんっ……」 パチュパチュと音が立って、触手を犯しているのか犯されているのか解らなくなる。 「あっ……は……あっ、あーv」 そのうちに肉棒が脈動し、思いっきり精液を吐き出した。 一旦引いた触手の先がくぱっと開いて、トロリと乳白の汁が零れ出てくる。 それは開いた膣から出てくるみたいなエロさがあった。 そんなものを見ている隙に、後ろの穴にもう一本の触手の感触がして、カエデの躰がビクッとした。 「あっ……イヤだ、ソコはっ……」 何かヌメヌメした液を吐いてくる為に、ヌルッとそれが入り込んできてしまう。 アキラ以外のモノが入ってくる事に、イヤイヤと首を振ると、またも肉棒に喰らい付かれ、口にも侵入してきた。 「んんっ…?!…んーっ……」 口、乳首、肉棒に肛内と、全てを触手に犯されて、脚が浮いて広げられる。 ねっとりとして、クチュクチュとかチュプチュプとか音がするのを聞きながら、オカシクなりそうな快楽で、カエデの躰がビクビク震えた。 アキラの名を呼びたくても、口が塞がれている為に、潤んだ瞳を彼に向ける。 淫らに犯されるカエデの姿を見ていたアキラは、目で語る彼に近付いていった。 自分の張っている股間を解放すると、巨根はギンギンに猛り勃ち、触手に犯されている尻穴にそれを当てる。 カエデの目が見開くのに、そのまま巨根を押し込んでいったら、彼の躰がのたうつみたいな動きを見せて、ズンッと埋め込んだ時に痙攣を起こした。 くっと息を詰めたアキラがゆっくりと呼吸をしていき、カエデの腰を抱く。 「……ふぅ……初めての二本挿しでイッちまうなんてな……」 触手に捕らえられていて、アキラを抱く事も出来ないカエデは、ふるふると首を横に振った。 流石に中はキツキツで、触手が相当ぬめらせてくれているから、それでもゆっくり動いてみると、カエデの躰はヒクヒク反応する。 やっぱり首を振るカエデの瞳から涙が溢れていて、生理的なものなのか、痛みからなのか、口も犯されているから判らない。 なので口の触手を撤退させたら、ドロドロに顎が汚れて、ポタポタと肌に落ちていった。 口は解放されても、ただ喘ぎしか出せない。 なのでそのまま犯していけば、カエデの躰が仰け反った。 「あっ、あっ、あー……っ」 二本に犯されても快楽になってしまう淫魔の躰は正直に反応するけれど、それでもカエデは何とか言葉にする。 「あっ……ソコ…は……アンタ、だけの……場所……だ…っ……」 「カエデ……」 いじらしくて嬉しくて、アキラが肛内の触手を引かせたら、カエデの肉壁がピッタリと肉棒を包んできた。 「……はっ……あーv……あーv v」 巨根をきゅうきゅう締め付けながら、乳首と肉棒を触手に嬲られて感じているカエデに、アキラはゾクゾクする。 グチュグチュに突き犯していくと、波打つ躰と共に、カエデの肉棒に吸い付いている触手が、まるで獲物を飲み込んだ蛇みたいな膨らみが動いていく様子に、吐き出された精液を飲み込んでいったのを知る。 絶頂の収縮に、アキラも熱い肛内に精液をぶちまけた。 不意に触手が消滅して、驚くカエデは次の瞬間、アキラに抱きしめられていた。 腕も自由になったので、カエデも彼を抱きしめる。 まだ繋がったままなので、楽な様にアキラはマントを脱いで、その上にカエデを寝かせた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |