平新小話集 Monopoly(ラスト) 「あ、あ、あー……や……イイっ……ソコ…っ…」 枕に顔を埋めながらも、腰を高く上げた獣みたいな体勢で、平次に色んな動きで突かれまくった。 手錠で引っ張られた右手は後ろに回る形になっているのが、背徳的に卑猥に映る。 「新一っ……新一…!好きや……好き……」 「ひっ……あぁ……平次…ィ」 あまりの快楽で「オレも」という言葉は飲み込まれ、色っぽい喘ぎに変わる。 そうして新一は、まるで猫科の猛獣みたいに曲線を描いてのけ反った。 「あぁ……あっ……はぁ……」 太い肉棒を銜え込んだ尻穴は真っ赤に熟して、突っ込まれては捲られる動きに合わせてプチュプチュと先程飲み込んだ精液を弾かせた。 そんな淫猥な結合部を見ながら、新一に包まれて擦られたデカマラは血管が浮き出る程にパンパンに張り、熱いものが駆け抜ける。 平次が獣みたいな唸りを上げて、新一のイイ所をグチュグチュに犯して、互いの躰が限界を訴えるままに、絶頂を迎えた。 「あぁ─────……!!!」 ビクビクビクッ! 思いのまま、平次は新一の肛内の奥深くへ、新一は外に向けて精液を迸らせる。 最後にゆらゆらと新一の腰を動かして、やっと抜かれた尻穴の窄まりから、タラタラと乳白い雄汁がいやらしく溢れた。 「んんっ……へーじ……」 躰を捩って新一が平次の方に向けようとするのを腕を回して助けてやると、平次は彼をしっかりと抱きしめた。 幾ら伴侶とは言え、多少は不自由だろうに、そのまま休日の間、手錠は外される事はなかった。 それこそトイレも風呂も一緒で、有り合わせの食事を一緒に作り、本を読むのもTVを観るのも躰をすり寄せたまま、睦み合うのも繋がれたまま──── 明けた月曜、大学の講義に向かう為に手錠は外されたけれど、そんな休日はある意味リフレッシュになった様で。 それからまた学業に探偵業にバイトにと、それぞれに飛び回る日々をこなしていったのだった。 ───────THE END [*前へ] [戻る] |