平新小話集 Monopoly(4) そのまま体位を逆転し、新一を自分に跨らせた。 「あぅっ……あっ…深……っ」 根元までズップリと受け留めて、新一は喘いだ。 「───オレを好き放題してみたかったんやろ?このまんまイカせてやv」 面白そうに言う平次に快楽に蕩けた瞳を向けると、新一は座り良い位置に腰を蠢かせた。 「ヤだ……一緒…に、シテ……一緒に…イク……」 チャラン、と手錠の鎖が鳴った。 その言葉を聞いた平次は微笑んで応じた。 「そやな……一緒に…イコか…」 「ん…」 はにかむ様な新一の笑みが色っぽくて、平次はがっしりと彼の腰を両手で掴んだ。 新一の空いた左手は平次の立てた膝を掴み、互いに腰を動かし快楽を貪った。 平次の上で淫らに揺らめく新一は、存分に痴態を晒してみせた。 「ひぅ……はぁん……あう……あっ、あっ……」 結合部はたっぷりのクリームと平次の汁でビシャビシャに濡れて、直接触れられてなくても新一の牡茎は天を向いてしとどに透明な汁を零している。 「あっ、へ……じ……あぁ……ぁ!」 「新一っ…!!」 ビクビクッと新一の躰が痙攣を起こし、それと共に平次の肉棒が最大に膨れ上がり、その欲を新一の肛内に吐き出した。 「あっ、あ…っ……あ………」 宙を舞った新一の精液が平次の躰に落ちてきて、彼の胸や顔を汚した。 思わず倒れ込んだ新一は息を整えながら、快楽の余韻の残る顔でニヤリと笑った。 「…ホントだ……顔に付くとエロいな…」 そんな事を言ってそれを舐め取る新一に、平次は苦笑した。 「自分のもよぉ鏡で見とるやん」 「違ぇよ……雄のおまえのは新鮮なんだv」 そう聞いて、平次は新一を抱いたまま位置を交換した。 「……オイタは程々にしといてや?」 顔のあちこちにキスをされて、新一も苦笑する。 「よく言うぜ。どーせお仕置きとか何だとか言って、オレを好き放題するクセによ…」 「よう解ってるやんv」 「ばぁか……んっ……ん……」 蕩けるみたいな口づけをされて、新一は左手を平次の背に回した。 まだ結合したままイチャイチャしている二人の体勢は、かなり淫らだ。 手錠のぶつかる音に、平次はちらりとそれを見た。 「おまえとやったら、どんだけ繋がれてても、問題ないかもな…」 小さい頃の幼馴染みとのしょーもない(と平次は思っている)思い出も、新一とならとても色っぽいエピソードに変わってしまう。 けれど新一は、ニヤついている平次とは反対に、ムッとしてしまった。 「…こんな最中に、他の女の事なんか思い出すな#」 身を捩る新一に、平次は離れない様、腰を突いた。 「んっ……」 精液でドロドロに濡れた新一の中で、またもや平次の男根が蠢く。 「アホやなぁ……おまえとこうなれて、めっちゃ嬉しいっちゅーコトやんか?」 そんな風に言われて新一の頬が染まった。 「ほんなら一晩中掛けても証明したるわ」 「えっ……ちょっ……あぁ」 淫らな動きをさせながら、新一の体内でまた肉棒を育てていく。 「はぁ……ァ……証…明の仕方、が……違……だろっ……」 ふるふると首を振る新一を見ながら、ゆっくりと陰部を犯す動きは止めない。 「違わへんやん?オレがどんだけおまえだけなんか、一番解るやろ?」 新一のしっとりした肉棒を右手で擦り嬲ってやりながら、締まってくる肛内で堅くなっていく平次の牡茎がどんどん本来の動きを取り戻していった。 平次の強い雄は復活も早い。 彼の動きに翻弄されながら、新一は涙目で彼を見つめた。 本当は、平次が自分だけを強く想ってくれているのなんか、ちゃんと解っている。 だけど、そんな小さな嫉妬をしてしまうのも、平次が好きで堪らないから。 好きで、好きで、好きで好きで…… そんな互いの情熱のまま、二人は獣みたいにまぐわった。 [*前へ][次へ#] [戻る] |