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お題小説
がしゃん(ラスト)
ブルッと、新一はいななく様に震えた。
一度平次の精液を含んでいる中は、少しの刺激でも感じてしまい、中で育てた平次の熟れた肉棒を、離すまいと締め付けた。

「んんっ……平…次ィ……もっと……」

背中で平次が微笑ったのを感じた。

「ココもトロトロに汁垂らしてんで……やらしい形、見える様やv」

ジュプ、ジュポッ、ぬぷぅ……
結合部から卑猥な音を立てて、感じまくる新一の艶声を堪能する。
熱い粘膜に包まれて、脈打つ平次の肉棒が膨張した。

一度含ませておいた精液のぬめりを借りて、リズムを変えながら締め付けてくる新一の肛内をぐちゅぐちゅに犯した。

「あうっ……はんっ……へ……じ……へぇ…じぃ…!!」

突き抜ける様な快楽に、新一はただただ愛しい男の名を呼んだ。

激しい動きに結合部から精液が飛び散り、新一の内腿を汚した。
新一の肢体が大きくのけ反って、平次の獣みたいな咆哮と共に、直腸の奥に激しい迸りを打ち付けられた。

「あああぁ…っ、ひあぁ……ぅ」

ビクビクと痙攣する新一の男根から放たれた精液が、ゆっくりと樹木を伝って垂れていく。
精液の青い匂いに樹の青い香りが加わって、独特の空気になった。
「ん…っ……はぁ……」


平次に後ろから抱きしめられて、新一は薄く目を開けた。
躰を平次に預けたままで、首だけを回した。

「…おまえ……今日は強引過ぎだぜ……何かあったのか?」
平次は新一の指に口づけて、ゆっくりと応えた。

「……この平和な時代に生まれてて良かったなぁて、しみじみ思うたわ…」
「答えになってねぇ」
平次は微笑った。

「取り敢えずシャワー浴びよ、汗まみれや。話はそれからでもええやろ」
「…………」
まぁ確かに、汁にもまみれているので。
新一は取り敢えずそれを了承した。

誰も見てないとはいえ、脱いだ服を拾って裸のまま外から家へ入るのは、ちょっとドキドキした。


公表は出来ない男同士だけれど、それでも普通に交際の出来る現代に生まれた事が、こんなにも幸せなのだと、平次はあの夢を見て実感してしまった。


シャワーを浴びて居間に落ち着いた新一に、平次は声を掛けた。
「新一?」
「何だ?」
いつも通りの返答に、平次は笑みを浮かべた。

「めっちゃ好きやで?」
「……バーロ////」
照れる新一に、平次は笑った。

「オレ、ホンマに幸せもんやv」
「てか、おまえ、ホントに何があったんだ?」

「何も?花火一人で観てたやんか、何や味気なくてな。そしたらおまえが帰って来て……幸せ噛み締めてんねんv」
「あー……そーかよ;」
新一は呆れた様に半目に瞼を落とした。

「ちょっと離れてたくれーで、一々ケダモノになるな、バカ////」

そら無理な相談やな。

そうは思ったけれど、口には出さなかった。

別に、平次の機嫌が好い事に、何の文句もないのだが。
楽しいのかニヤケているのか、新一はクッションを思わず平次に投げた。

「何時までもニヤケてんじゃねー!スケベっ!」
「男がスケベなんは当たり前やでー」

大阪人らしくソッコーで突っ込みを入れて、平次はやっぱり機嫌好さそうに、笑った。




───────THE END

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