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お題小説
お題13.ねっとり
その日は熱帯夜だった。
新一も珍しくタンクトップと短パンで過ごしていた、部屋の大きな窓から月と、見た事のない植物が見える。
新一は不思議に思い、窓を開けて植物に近寄った。

肉厚の、しっとりした長い茎みたいな物が何本も放射状に根付いている。
「?!」

途端にそれが蠢いて、新一の腕と脚に絡まって拘束してきた。
「なっ…」
理論的に有り得ない出来事に驚愕して、一瞬固まった隙に、根本まで引き込まれてしまった。
引き千切ろうとしても躰が自由にならず、その1本が口の中に入り込んできた。
「あぐ…っ…」

まるで粘膜…男の猛った肉棒程の太さの、肉厚の舌みたいな感触が口内を蹂躙してきて、喉奥でそれの先から噴き出した液体を強引に飲まされて、銘酊した様に躰が熱くなった。
「んん…っ…あぐっ…んっ…く」
口内を犯されながら、もう2本がタンクトップの裾から入り込み、胸の突起を弄りまくった。
「………!!!!」

ねっとりとした液体が触手の這った後に残されて、気持ち悪いと思うのに、次第に快感に変わっていく。
タンクトップが捲られ、ビンビンに勃ち上がった乳首がぬめって、嬲られるままに新一の躰がビクビクと震えた。

「んくっ…っ……はんん…っ」
更にまた2本、短パンを下着ごと引き裂いて、跳ね上がった彼の男根に絡み付く。
嫌がって身を捩るけれど、液体を出しながらぐちゅぐちゅと擦られて、強烈な快感に背筋をのけ反らせた。

逆らう力も失った頃、膝に絡み付いた触手に脚を広げさせられ、淫液を出されながら、新一の後ろの穴に忍び込まれた。

「んんん…っ!」
ぬるぬるねろねろと、容赦なく中の粘膜を蹂躙していき、かといって張りもある触手がぬちゅぬちゅと淫猥な音を立てながら擦り付けてくる。
幾つもの感じる所をそれぞれ同時に攻められて、ヒクヒクと震える躰が耐え切れずに達してしまい、欲望の淫液を放った。

「あっ、あっ、あ…っ」
口の中の触手が唐突に抜け出して、唾液と淫液が溢れ出してくる。

全身とろみのある液体まみれの新一をひっくり返し、腰を高く上げさせて、全ての触手が躰中のあちこちに絡み付いては蠢き回り、新一に嬌声を上げさせ続けた。

1本で蠢いていた肛内にもう1本、割り込み入ってそれぞれに暴れ回り始める。
「厭だぁぁぁ……っ……あっ…あぅ…」
強烈な圧迫感に涙を流した新一は、それでも媚薬で狂わされているみたいに、快楽で躰を震わせた。

最早新一の自我は快楽の虜になって、卑猥な音すら快感で、自分がどんなに淫らな格好をさせられているかも気付けない。

「はぅ…あっ……あぁあ……」
ぶちゅっ…ぬちゅう…ぬちゃっ……
垂れ落ちていく粘りのある液体が、動きと共に揺らめいて、新一自身が淫らな物体であるかの様に艶かしい。

「ダメ、だ…っ、や…っ……はぁぁぁ…」
睾丸を揉まれ、肉棒を擦られ、中からも外からも前立腺を刺激され、またも達してしまう。
それでも触手の動きは止まらない。


何度も何度もイカされて、果てはドライオーガズムで痙攣しながら、自分はきっと狂ってしまったのだと、新一は咽び泣いた。

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