私の相棒達を紹介します 宇宙から来た金属生命体。 それがエアル達の正体。 でも私の相棒達は地球で生まれた。 偶然行った廃工場。(今思えは何故行ったのかすら思い出せない) 偶然オールスパークの欠片が落ちていて。(オールスパークの欠片と教えてくれたのはエアルである) 偶然私が蹴飛ばして目の前にあった廃車の山に落ちて。(確か廃車を処分する工場だった気がする) 偶然二人が生まれた。 偶然が重なり合い出会えたのだ。 今よりずっと幼かった私は二人を家に連れて帰ったのだ。数年に一度程しか親が帰ってこない家に。当時の私は何を考えていたのかさっぱり分からない。でも、寂しくなくなった事は覚えている。 二人はオールスパークのおかげで自分達の事をよく分かっていた。 そして沢山話してくれた。 宇宙には二人の様な金属生命体がいるんだと。 全てを聞いても私は彼らを家に置いた。 二人はとても優しくて。いつも一緒に居てくれた。 私はいつの間にか二人がとても大好きになっていて、二人の為に何か出来ることはないかと考えて、必死にメカニック等の勉強をした。何故なら二人は廃工から来た時のまま、ボロボロだったからだ。 勉強をした私は廃工場で使えそうな部品を見つけてきては形を整え、磨いて、少しずつ二人を直していった。(ここで自分のリペア技術は研かれた気がする) やっと直せたと思ったら、二人が新品になって帰ってきたから驚いたようながっかりしたような。 二人は幼かった私にとって兄のような存在だった。 いつの間にか私は成長して、一人は相変わらずずっと私の傍にいて、もう一人はちゃんと帰ってくるけどフラリと何処かへ行く事が多くなった。 少し寂しいけど、帰ってくると必ず楽しい土産話があって、私をとても甘やかしてくる。それでもう一人にすごく怒られて、私はそれを見るのが好きだった。 私はね、この幸せな日々が続けばいいと思ってた。 ◇◆◇◆◇◆ [*前へ][次へ#] [戻る] |