無力さを呪う 今オプティマスは橋の下に隠れていた。 下にはヘリコプターが飛んでいて自分達を探している。 が、オプティマスが動こうとした拍子にミカエラが落ちてしまった。 「いや!滑る!!」 ミカエラがサムの手を掴み、千譁がサムを引っ張ったが。 3人共落ちた。 その下にバンブルビーが飛び出してきた。 間一髪で助けられたが、周りにはセクター7が集まってくる。 バンブルビーが起き上がった瞬間、ヘリコプターからワイヤーが発射され、バンブルビーの腕をとらたえた。 「バンブルビーっ!!」 その時 『そいつらから離れろ!!』 いきなりエアルが現れ、千譁が消える。エアルが目にも止まらぬ速さで千譁を投げたからである。 投げられた千譁はオプティマスにキャッチされる。 エアルはサムとミカエラにも手を伸ばしたが、その腕にワイヤーが巻き付いた。 『っ!!』 「「エアル!」」 ワイヤーがエアルの自由を奪い、バンブルビーと同じ様に冷却されていくのにサムと、オプティマスの手の上から見ていた千譁は声を上げる。 「人間を傷つけたりしないのに!」 サムは悔しそうに叫びながらもミカエラと一緒に連れていかれ、バンブルビーとエアルが捕縛される。 「サム!ミカエラ!バンブルビー!エアル!!」 ジャズがオプティマスのもとに来た。 『オプティマス!このまま何もせずに見ているのか?!』 『人間に危害を加えずバンブルビーを救い出すことはできん』 『だが、しかし』 『手を出すな』 オプティマスの一言にジャズも口を塞ぐしかなく。 その場には眼鏡だけが残っていた。 ◇◆◇◆◇◆ [*前へ][次へ#] [戻る] |