プリンのお話。
「よし! 今日はプリンの番だな!」
「うん、ホントは一回で全員分終わらすつもりだったんだけど……、あんまり長くならないほうがいいってことでやめたんだよね」
「そうそう。しかも、あの後ポルタのくしゃみと鼻水と涙が止まらなくて大変だったのよね」
「あれは地獄だったな――」
「じゃあ、プリンの自己紹介行ってみよー☆」
「そうね♪ 私はプリン。ムーンブルクの王女よ。好きな食べ物はケーキとチョコレートよ」
「そういやお前さ、この前一人でケーキ1ホール食べてたような……」
「なんのことかしら」
「何のことって……ほら、この前」
「なんのことかしら」
「いや、別に……」
「あははー、怒られたー」
「どうしたの? ポルタったら、汗びっしょりじゃない」
「あははは、魔王光臨だー」
「…………」
「いやー、そのー、ほら、なっ!? ……クッキー、ルーラだ! ルーラを唱えろ!!」
「それで逃げ切れると思う? ボクは思わないから、スクルトの方がいいと思う――」
ぼかっ!
「……また次回、お会いしましょう」
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