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ばっくるーむ

その20〜

アイス「…なんだコレ?」

レビ『まぎゅまぎゅ…なにがどうしたにょ?アイス。』

アイス「…にょ?…あ、いや、オーダーのケーキが二件入ってる。」

レビ『もぎょもぎょ…やったね☆儲けもうけ☆』

アイス「まぁ、そうなんだけどさぁ…」

レビ『…ごちそうさま。 なんかまずいことでもあんの?』

アイス「いやぁ…普段作りのヤツと平行して作ると、ちょっとジェミニの手が回らなくなりそうだな。」

レビ『…ジェミニの手って、回るんだ…アイツのこと、生まれた時から知ってるけど、初耳だよ。…キリモミ?』

アイス「美しい比喩表現な。」

レビ『当たり前だろ? ボケよボケ。…アイス…もっといいツッコミをしないとね。』



… (―ツッコミの才能はないみたいね〜、ね〜、ね〜(エコー) byリナ―)



アイス「くそぅ、才能か…」

レビ『?何の話?』

アイス「いや、こっちの話。…とにかく、どうすっかなぁ…同じ日仕上がりだしなぁ…」

レビ『レビが手伝ってやろっか?』

アイス「…前日に一個仕上げておくか?…でもなぁ…鮮度がなぁ…」

レビ『レビ、こう見えても手先器用なんだよ☆』

アイス「仕方ない…半徹の意気込みでやるかぁ…早朝残業?」

レビ『遠慮するなって☆レビと力をあわせれば、いつもの時間でやっても間に合うっしょ〜』

アイス「あ、イオタってこういうの出来るのかな…」

レビ『…』

アイス「あ、それともトランが意外にできるヤツなのかも」

レビ『…アイス…』

アイス「…もちろん、冗談だ。」

レビ『……軽く傷ついたんだけど?』

アイス「ん? からかわれて傷つくなんて、お前意外に可愛いところあるじゃん。」

レビ『な?! うるせーよ!三枚におろして骨をパリパリのから揚げにするぞ?』

アイス「はっ?! す、スミマセン!」

レビ『はぁ、もういい…』

アイス「いや、ホントのところ、手伝ってくれるんなら助かるんだけど…」

レビ『…イオタにでもやってもらえばぁ?…アイツ、美的センスが右斜め45度に水平なあたりの線くらいまでズレてるけど。』

アイス「そうなのか…いや、イオタじゃなくてさ」

レビ『なに?トランにやってもらう?あの子はジェミニに負けず劣らずセンスあるよ〜?アイスもデコレーションの中に加えてもらえるしね。』

アイス「それはカンベンっす… ………レビ子…手伝ってくれ。」

レビ『あぁ? 誰〜?レ〜ビ〜子〜って』

アイス「…レビさん…」

レビ『ん〜、な〜にがなんだって〜?』

アイス「分かったよ、俺が悪かったよ…レビ、ケーキ作りを手伝ってください!」

レビ『…』

アイス「お願いします!付き合ってください!」

レビ『付き合うか!』

アイス「いや、冗談」

レビ『はぁ、アイスはボケのセンスもイマイチだね…全く…仕方ないなぁ☆手伝ったげるよ。 感謝するのだぞ?』

アイス「…」

レビ『ん?どした〜?』

アイス「………ツッコミもダメ…ボケもダメ……がく」

レビ『あははは☆レビをからかった罰だぞ(笑)』

アイス「…カンベンしてください…」

レビ『さ、そうと決まればさくっとデザイン考えちゃおう。それで、ジェミニに内緒でスゴイの作ろうぜ☆』

アイス「そ、そうっすね…」



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あきゅろす。
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