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『滴 -おまけ-』』※R-18!!! ※甘
そんな顔でせがまれたら、
理性なんか遥か彼方。
「んっ…エースっ…はげしっ…!」
淫らな水音と荒い息づかいが、静かな部屋に響く。
「っ…!ルフィ、そんな、締めんなっ…!」
獣のように腰を振って。
噛み付くように口付けをして。
咥内も全部全部犯していく。
「あッ!ん…でちゃう、っ、えーすっ、えーす…!アっ!」
「く…っ、るふぃっ…!!」
お互いの気持ちを知ったあの日から、何度身体を重ねただろう。
こんなの、まともじゃないなんて自分が一番よくわかってる。
だけど、幸せで幸せで幸せでーー。
罪深いとわかっていても、この甘くて脆い幸せに縋っていたいんだ。
…ただ、悩みが一つ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
白いシーツに包まれて、満足そうな笑顔でルフィが一言。
「なっ! エースもう一回シようぜ!」
台詞が表す淫らな意味と、爽やかな笑顔が完全に合致していない。
「は…? 今、ヤッたばっかりだろ?!」
毎晩毎晩、同じようなやりとりをしている気がする…。
(こ…こいつ、オレの身体が目的だったんじゃ…? 息も出来ないって言ってたのも、性欲溜まってムラムラして駄目だ的な…。)
そんな事をぐるぐると考えながら、ベットサイドのミネラルウォーターに手を伸ばす。
グビグビ…。
冷たい水が、乾いた喉を潤していく。
水を喉に流し込みながら、もやもやとした思いを抱えていると、ルフィが空いている方のオレの腕に、自分の腕を絡ませ、甘えるように擦りよってきて。
「オレ、エースのこと大好きだからいっぱいシてーのに。ずっと繋がってたいのになー。」
…ブハッ!!!!
予想もしてなかった台詞に思わず、盛大に水を噴き出してしまった。
「なッ、お、お前なに言って…!////」
多分、オレ今凄く間抜け面だ。
「だってそうなんだから、しかたねーだろ?」
シシシッと太陽のような笑顔で見つめられて。
ーーあぁ、こいつには一生敵わない。
柔らかな唇に、自分のソレを押し当てて。
ちゅっとリップ音が鳴る。
「なぁ、エース…もっと、シて?」
そんな熱をもった瞳で見つめられたら、理性なんて遥か彼方。
気付いたら、ミネラルウォーターなんか放り投げて。
ルフィの上に覆いかぶさっていた。
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一つに溶け合えなくても
この細い肩の楯になって、守れるならいいか…。
そんな馬鹿げた理想を掲げながら
今夜も君と
甘美な世界に
深く深く溺れていく。
end
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