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Mixed feelings R18



「 なぁ…一哉。」
放課後、人気のなくなった教室に友人の佐々木 哉真登が深刻な顔をして俺に相談があるという。



「精液ってどんな味すると思う?」



思わぬ質問に飲みかけていた炭酸飲料を吹き出しそうになった。

「……っはぁ?」

事のいきさつを聞くと、こいつの恋人で俺の弟である、泉 風夜とセックスをした時に思ったという…

「いつもはな、ティッシュで拭ってるんだけど、そうするとティッシュの消費が激しいじゃん?だから飲んでティッシュの消費を減らそうかと思うだけどさ。」

どう思う?って聞かれても、恋人の兄である俺に聞くか?普通。しかも、男と経験のないのに。

「知るかっ!つか、直ぐに風呂入りゃいいじゃねーかよ。」

「風呂一緒に入ったら、また、やりたくなんじゃん!」

「ヤる前から一緒に入っておけ!!」

「えー、それじゃ他のプレイが出来ねぇよ。」

こ、この男は……

「つか、なんで俺に相談すんだよ……」

大体、お前らの他に男同士のカップルがいるのに何故、俺をチョイスした。

「他の奴らに付き合ってること知られたくないし…」

いや、バレてんだけどな。

「それに、こんなことで悩んでいる姿を風夜に見られたくないし………」

他の奴だったら、風夜に言っちゃいそうで怖いってわけだな。

「はぁ、そういうことは俺よりネットに聞け。」

「いやぁ〜、調べようとしたら、ついつい違うこと見ちゃって。」

「あー、ならもう一回調べてみろ。」

俺の言葉に携帯をタップする。

「か、一哉……精液は無味無臭が多いが、する3時間前くらいに甘いもの食べると、甘い味がするらしいぜっ!」

目を輝かせ無邪気に言う友人。
おい、お前。まさかそれを実践するんじゃあ、あるまいな……?

「今度やってみよう。よしっ、一哉。今から甘いもん買って帰ろうぜ!名付けて精液を甘くしよう作戦!!」

はしゃぎながら勢い良く教室へ出る、友人、哉真登。そんな姿を弟に知らせようかと悩む、とある放課後だった。











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あきゅろす。
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