生徒会会長の悩み17
会長side
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用があるといって高梨と一旦別れたが、用なんかはない。ただ、自由に過ごす時間を誰もは欲す。彼奴の趣味に付き合わされてるんだ、これくらいはしないとな。あと、自分の経験を踏まえて。
別れてから俺は雑草を抜いた場所に新たな花の苗や種やら植えたり、水遣りなど手入れをしていた。植物は育て方一つで色んな咲き方を見せてくれる。だから、面白い。
執事の貴志に手伝ってもらいながら、世話するのがいつの間にか日課になった。
中庭をぐるっと回ると人の声がしたので、近くまで行って見ると、ヤリManに変化した幼馴染が高梨に襲いかかろうと…いや、もう襲っていた。
合意の上なら別に好きにしたらいい、たが、見るからに癒そうにしてんのにヤるとか信じられねぇ。それに、俺の癒しの場所でおっぱじめようとすんじゃねぇぇぇぇぇぇ！！
だから蹴り飛ばした。
ああ、怖かったのか泣いてる。
着ていたセーターを高梨にかけてやる。
修介が唯一信頼する友達と言ったらいいのか。
彼奴が同い年の子となかよくしているのはいつ振りだろうか。
失いたくないがために俺の所へこさせたんだろうが。ったく、もっと他にやり方合っただろうに。趣味抜きで考えたらな。
本当にお前らは他人の事を考えない自己中心的な幼馴染で苦労するよ。全く。
振り回される身を考えてくれよな。
瞳に涙を貯めている親衛隊隊長を抱えこの後どうフォローするかひたすら考えるのだった。
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