おバカ君の苦難2
汚染有害野郎に自室へ連れ去られた俺は、貞操の危機、ピンチなのだ!
「拓磨」
ひぃぃぃぃぃぃ!
お せ ん さ れ る !!
そ し た ら ゆ う が い や ろ う の
な か ま い り だ 。
い、嫌だぁぁぁぁぁぁ!
何が嬉しくてこやつの仲間にならなきゃならんのだっ!ふざけるんじゃないわよ、まったく。あたいはまだ純情なのよっ。プンプン。
「拓磨、独り言はもう良いから。」
知らないうちにめくれてしまったカッターシャツの中へ不法侵入してくる有害の手。
「ぎぃやぁぁぁぁぁやめんかぁぁぁぁ!」
「やーだ。」
「クソッタレがぁぁ、いっぺんそこらへんの奴にヤられて来い!」
「俺、ネコじゃないし。やだ。」
「なーにが、ニャンコだ!おめぇは獲物を食らいつくハブだ!」
「……ネコの意味わかってないな。」
「何を言うっ、ニャンコはニャンコだ!」
「あー、お前の言うネコは動物の"猫"、俺の言うネコは"受け"のネコ。」
「受けって何を受けるんだよっ!お前の頭がおかいしのかっ。そうかそうか、かわいそーに。」
「理解してないな……まぁ、これから"受け"っていうのがどういうことかを教えてやるよ。覚悟しろよ、拓磨。」
ぴぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ズボンの中まで不法侵入しやがって………
のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
こいつ俺の大事な所をっ!
くそっ、身体が変な感じがするってばよ。
これ以上悪化する前に…………
「んぅ…」
いやぁぁぁ変な声ぇぇ!
だしたこともねぇ声が俺の口から口からぁぁぁ!
「……やぁ、ゆ、う…がい……やめっ」
「きこえねぇーなぁ、拓磨。」
くそぉぉ、タチが悪い。
「キモイッて言ってんのが分からんのかっ!バカモーーーン」
隙をついて奴の腹に蹴りを食らわせてやる。
くそっ、下半身嫌な感触がまだ残ってるし、最悪だ………
「…っぃて」
「ふはははははは!俺を甘く見るでないぞ。ピンチになる程、俺様はつよくなるのだぁ!」
と、言い残して部屋からでる。我ながら素晴らしい回避だ。
とりあえず、汚染はまぬがれた。
第二次汚染が始まる前に今日は大人しく過ごすとしますかねぇ。
ルンタルンタと寮の廊下を歩く俺。
その頃、有害汚染が獣の様に恐ろしい事を考えて居たなんて知る由もなかった。
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