カーテンの隙間【Ｒ15・シリアス】(蓮さまから)
カーテンの隙間
それは、いつもカーテンの隙間から見えていた。
「…あっ…く…ひぃっ……」
重なる体。
乱れる見慣れた金髪の髪。
苦しそうな声。
「やぁ…あっ…」
涙に濡れたこの声は、聞き慣れた双子の兄の声。
肉のぶつかる音。
兄の体にのしかかっているのは…もう一人の兄。
締めきられた窓にかけられたカーテン。その隙間から見える情交。
私は幾度見ただろう。
苦しそうなハーレム。
愉しそうなルーザー兄さん。
それを冷静に見つめる私…。
異様な光景だよね。
「あ、あぁぁあっ!!!!」
高く響く、ハーレムの嬌声。
達したのだと理解した。
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