青。


―――果てしなく、澄み渡った海の青。


そこへ溶け込むように立つあの人を、その姿を。

躊躇うこともなく綺麗だ、と思った。

―――次に覚えているのは、うずくまるオレの側で、諭すようにあやすようにオレのアタマを撫でてくれていた、隊長のデカい手の平のあったかさ。






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