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夜の屋台と毒の味



ここらに不思議な調味料屋があると聞く。
なんでも屋台でうっているらしく、しかも夜しか開いていない。
店主は顎髭をたくわえたじいさんだ。

店には子供しかやってこない。
爺さんは子供たちに、世にも不思議な調味料を売る。氷柱砂糖に硝子砂糖、金釦のようなシェルソルト。
そして、爺さんじまんのミズタデのビネガー。
どれも子供たちに大人気。

それから爺さんは、調味料を買ってくれた子供たちにクジを引かせる。
「当たりの子には、特別なキャラメリゼをプレゼントするよ、さぁさ、ついておいで」
爺さんはそう言って屋台を引く。
当たりを引いた子は、まるで喜んでいるように爺さんについていく。


だけども本当は、当たりを引いたその子がもう帰って来ない事を、皆がしっていた。



ふわり

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