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021-024
<お前のことが大切だから、さよならをしよう>(攘夷高→銀)高杉視点


戦争が終わった。それから一緒にはいられない、と告げる。ひどく悲しそうな顔。この顔を最後に見たのはいつだろう。暫し考えていたが銀時のなんで、という声で意識を戻す。それが苦しくて抱き締めた。そして囁く。俺だって離れたくないが俺にはこれしか出来ない。二度とお前を傷つけたくないのだ、と。


<寂しい朝にお前はいなくて>(高←銀)銀時視点


どたどたっ、と勢いのいい足音に目が覚めた。朝から元気なようで、襖越しに声が聞こえる。それに呆れながら向きを変えたら、隣がやけに冷たくて驚いた。それから思う。ああ、またいない、と。久々に二人きりになれて、共に夜を過ごせて嬉しかった。でも朝は違う。冷え切った布団がひどく寂しいのだ。


<誰も一人でいたい、という願いを受け入れなくて>(高←銀)銀時視点


誰も傷つけないように。自分だけが傷つくように。ずっと一人でいたかった。救いの手なんかいらない。そう、思いながら生きていたのに。あの一人の侍も、目の前の鬼もなぜか俺へと手を差し出す。それからあの侍が消え、この鬼が傷ついた。その原因は俺で。やはり、一人でいた方がよかったと思うのに。


<てめえの好きにしろよ、と>(高銀)銀時視点


唇が重なる。かと思えば閉じたはずのそれを割って侵入してくる舌。熱くて思考が溶けるような気がした。高杉はずるい。俺がそれに弱いことを知っていて、俺にキスをする。不意に離れる唇。息を吐きながら視線を高杉に向けたら、妖艶に笑っていて。その色を含んだ目で見られると何も出来ず、こう言った。



 

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