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■進♀桜
※進+高見会話、少し高若

進♀桜が付き合ってるのは知っているけど、時折♀桜庭の一方通行に見えて心配になった高見さんが直接進に問い掛けてみるようです。



「進…一つ訊きたいんだけど、いいか?」

「はい。なんでしょう」

「…お前にとって、桜庭ってなんだ?」

「所謂、恋人というものですが」

「そ、そうか…!お前も一応恋人って自覚はあるんだな、ちょっと安心したよ」

「血縁関係のない男女が四六時中一緒に居るというのは、つまりはそういうことでしょう」

「ん…?」

「桜庭が何故いつも自分と一緒に居たがるのか不思議に思い、書物で調べたところそういうことだと解釈したのですが」

「ちょっと待て…!なんか俺の知っている恋人と違う!」

「何が違うと…」

「もっとこう…愛しいとか、ずっと一緒に居たいとか…今の話だと、進の気持ちがあまり感じられない気がするんだ」

「気持ち…」

「あまり他人が口出しすることじゃあないが…正直言って、さっき言っていた経緯で恋人だと思っているなら…」

「どうでもいい者を傍に置いておくほど、自分は酔狂な男ではありません」

「そ、そうか…悪かったな、疑って」

「いえ、自分の意思表示が乏しいのが悪いのでしょう」

「ははっ…それは、まぁそうだろうな」

「男として無責任なことはしません。高校、大学卒業までの交際を経て25歳前後を目安に同棲、2年ほど生活を共にした後に20代後半で結婚を…」

「待て待て!今度は重い!」

「重い…?」

「いや、将来を真剣に考えることはいいことだけど!まだ高校生なんだから…」

「つまり、高見さんは若菜と軽い気持ちで交際しているということでしょうか」

「はっ!?え、いや、なんでそんな話に…」

「付き合う以上、中途半端な気持ちは相手に失礼というもの。先程の高見さんの話し方ではそういう意思は感じられないと…」

「………っ!そりゃあな!俺だって出来ればいずれ若菜と…!」

「私がどうかしたんですか?」

「わ、若菜くん!?」

「二人だけで話してるなんて珍しいね。何話してたの、進?」

「うむ。自分達の将r「進んんんんっっっ!!!」

「え?将来?」

「あ、と…王城の!王城の今後!俺達が卒業した後はどうなるかなって話!」

「えぇ…もうそんな話ですか?」

「高見さん気が早いですよ。まだこれから春大会じゃないですか」

「あぁっ、うん、そうだな!そんな先のこと考えてる暇はないな!」

「心配せずとも、今年こそ我々王城ホワイトナイツがクリスマスボウルに行きますよ」

「進がいれば夢じゃないよ!頑張って!」

「うむ」

(進がアメフト馬鹿で本当に助かったぁぁあぁぁあぁっっっ!!)



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にょたに限らず端から見た好き好き度は桜庭君の方が明らかだけど、愛情の重さは進の方が上かなと思ってます。

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あきゅろす。
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