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Wonderful days
氷帝は朝からフィーバー
氷帝学園中等部は、朝から賑やかだ。

「「キャーッ!!跡部様ー!!」」

女子生徒達が騒ぐ。
頬を赤らめ、自分を見て貰おうと、必死になっているその様は、まるで、発情した猫の様だ。
それを冷たい眼差しで見ているのは、桜井奏汰。
彼女は、氷帝学園創立以来の天才、と云われている生徒。
さらり、と腰まで伸びた黒髪に、透き通る様な白い肌に、くりくり、とした大きな瞳。
すらり、と、伸びた細い脚を組みながら、視線を外した。

「毎朝、毎朝、飽きもせず良く騒げるな。サカリのついた猫だな」

黙っていれば、自他共に認める美少女に分類されるのだろうが、口を開いた彼女はーー…、毒舌だった(興味がない事柄なら特に)。

「仕方ないでしょ。麗しの跡部様のご登校なんだから」
「麗しの跡部様…、ね。まだ、従兄のハチミツくんの方が格好良いがね」

その言葉を聞いた女子生徒は、言葉を失った。

「…………」
「何だね。その沈黙は」
「―――…アンタが人を褒めるなんて…あり得ないわ。明日は雪が降るわよ」
「失礼な。ボクも他人を褒める事ぐらいするぞ(--;)」

小さく溜息を吐くと、女子生徒に冷たい眼差しを向けた。
それをスルーした女子生徒は、一言、

「アンタは、イケメンに免疫が有り過ぎなのよ!!」

と、叫んだ。

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