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Wonderful days
国光への依存
「それは仕方ねェンじゃね?」

突如現れた声に、沈黙が破られる。
声がした方を向けば、ダークブルーの髪に、黒縁眼鏡を掛けた青年が居た。

「雪斗」
「雪斗さん。お邪魔してます」
「よぅ。国光、久しぶりだな」

どっか、とソファーに腰を下ろす。

「奏汰はお兄ちゃん子だからな」
「…国光君に依存してるのは、事実だ」
「依存っても、迷子になった時だけだろ?」
「国光君に迷惑だろう」
「奏汰が迷惑なのか?」
「迷惑ではありませんが」
「だよなぁ」
「あのねぇ…雪斗。俺達を目の前にして、迷惑だ、なんて云えないだろ?」

海音の云う言葉も尤もで。
奏汰の兄、2人を目の前に『迷惑です』なんて云える筈もない。
が、国光は奏汰を迷惑だ、なんて思ってもいないらしく、海音の言葉に、不快の意を伝えたのだが、違う解釈をされてしまった。
そんな中、

「あれれ?人が増えてる…誰だっけ…???」

食事の準備が出来たのか、奏汰がリビングに姿を見せた。
何度も小首を傾げて、考える。

「さっき、雪斗が帰って来たんだよ」
「ゆきと…?」

奏汰は国光を見る。

「奏汰の二番目の兄上だろう」
「…そうだ!二番目の兄上だ」

にこにこ、と笑う奏汰に、

「これを云ってるんだよ(--;)」

海音は小さく溜息を吐いた。

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あきゅろす。
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