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魔法使いあたし。
春になればお別れが見えてきそうだわ
左目に涙ためて
「どこにもいかないで。」
不思議そうな眼に哀しみも覚えてしまいそう
胸をこんなにたたいて
「ひどいひどいひどい。」

溶けてく頭をしぼって告白を何回もしたの
あなたの体に埋め込む赤い音符に気付いた?

朝のキスがなくなったの
ほんとは気付いていたの
それでも何も言えないの
好きになる魔法をかけたくて
言えない言葉がきっと呪文なんだきっと
あたしも魔法使いになりたい。


10年後の話をするあなたを愛しく
キスのたびに誓ったの
「どこにもいかない。」って
側にいれること以上の何を願っていたんだろう
胸元痛い、痛い、痛い。

トコトコ流れて消えるの
花びらと気持ちが揺れて
返してもらえないココロ
あなたのために歌った

頭の中で覚えた
繰り返す“もう何をしてもダメだよ。”
あなたのおっきな瞳がなぜだか怖くて
愛しいはずのまんまるな瞳を
見れなくて逃げ出したんだ

朝になったらあなたが埋もれてしまうくらいの愛情を降らすよ
そして赤い魔法を唱えたら
あなたがあたしに恋を思い出すように
指先にハートマーク。
手を繋いだらこぼれる
泣き虫流星群、あたしの胸にやってきたんだ
光のように綿毛のように
あなたのことをたくさん大事にするよ
今すごい魔法をかけてあげる
あなたの恋人でいたい



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あきゅろす。
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