なつかない理由
[エミリー*シト]
「はぁ…」
「どうしたんだエミリー。君がため息を吐くなんて、珍しいじゃないか」
「だって…なかなかリオンがなついてくれないんだもの。どうしてなのかしら…」
「あぁ、そんなの簡単なことだよ。直ぐに分かるよ」
「え?(意外」
「君の体温がリオン君よりも低いから近づきたくないんだって」
「何その理由」
「リオン君は寒がりだからね。温かい人にはすぐなつくよ」
「え――…」
* * *
ある意味差別だと思った瞬間だった。
←→
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!