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Clap Log(text)
■Disclosure (November)
(※スパロボVシナリオより妄想) 



某邸宅にて、豪勢な『次元転移帰還』パーティーが執り行われていた。
煌びやかな会場内を眺めていた刹那がふと、独り言のように言葉を落とす。

「…こうしていると思い出すな」
「何をだ?」

聴き拾った傍らのティエリアを一度見遣って、刹那は小さく笑う。

「アロウズを探るために潜入したパーティーでティエリアが
 女装したことを」
「!」

途端に顰められる美貌を他所に周囲から何それ、と便乗してくる
声が上がる。

「何なら再現してやったら、どうだ?」
「ロックオン!」
「あれは一度見たら、忘れられないよね」
「アレルヤ!」

前者は多分に揶揄いを含み、後者は恐らく他意はなく。
けれどどちらにせよティエリアの機嫌を損ねるには充分だったようで、
益々と秀麗な眉間に憤慨が募る。

「…ミッションプランに従っただけだ」
「プランっていうか…スメラギさんの思惑が」
「嫌ぁね、人聞きの悪い。ドレスは選ばせてあげたじゃないの」

ティエリアの主張は正当ではあるものの、いやに企みめいた戦術
予報士の顔を思い返すに素直に頷けないものがあった。そこへ、
主催者と酒を酌み交わしていたはずの件の人物が、酔いの気配を
感じさせもせず──実際の酒量の程は定かではないが──笑いを
織り交ぜながら口を挟んだ。

「へえ?あんなセクシーなやつ自分で選んだのか」

懲りもせず揶揄の色濃い男を睨んで、ティエリアは憮然と呟く。

「……あんな二択では選びようもなかった」
「あっちも可愛かったのに」
「違うデザインってどんなだったんです?」

不満げなスメラギに苦笑しつつアレルヤが問い掛けると、よくぞ
訊いたと言わんばかりの笑顔が返る。

「スカートが花びらみたいなミニのフレアドレスでね。
 パニエとシフォンの重なりがきれいだったのよー」
「あ───……」

いっそ朗らかに語る様はやはり酔っ払いの様相を呈している。
どこからともなく漏れた声には同情が滲んでいた。

「あんな服では武器も隠しようがない…!」
「あれも似合うと思ったのに」

そういう問題じゃない、とは双方へ向けた心情だったが、誰の
口に乗るでもなく黙殺された。たった一言を除いて。

「…やっぱり趣味じゃないですかスメラギさん…」





Bring a fact to light.




「王留美から素敵なワルツだったって報告も受けてるわよ」
「あ、あれは情報収集のために仕方なく…!」
「そんなハニートラップやったのか」
「していない!大体相手はリボンズだ!」
「…それはそれで目立つなオイ…」
「想像をするな!」
「落ち着け、ティエリア」
「元はと言えば君が余計なことを思い出すから…!」
「…すまない、深い意味はなかった」




***************

11月期。

不親切ゲーム月間の始まりすみません/笑
スパロボVにて冒頭の遣り取りがあってですね…(ホントに)
00外の人の絡みは割愛しましたけども、ゲームにおける
アーデさんの女装話の扱いと言ったら/笑
女子に敗北感は与えるししかし見たいとか言われるし
化粧映えだとかこの世のものとは思えない美しさとか
言われるし何だもう!(いやホントに)
というか刹さん何故そこで思い出したのあなた…

あと『ドレスの方向性は自分で選んだ』(小説)背景が
がゆんデザインの薔薇ドレスありきだったらそりゃ選択の
余地もないわーという笑



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あきゅろす。
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