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イタチは縄を解いた後、自分の暁のマントを名前に着せて、優しく抱き締めた。






「名前…怖い思いさせてすまなかった…」



『うん…助けに来てくれて有難う…』






そう言う名前の目からは涙が溢れていた。



その時…勢いよく部屋の扉が開き暁メンバーが入ってくる。






「名前!無事か!?うん!?」



『なんとかね(苦笑)』



「おい、イタチ。例の男はこいつか?」






サソリは気絶している男を蹴りながらイタチに聞く。


イタチは紅い瞳で男を見下ろしながら頷いた。






「オイオイ、この男どぉーすんだよ!?」



「砂にでも投げておけば、忍が見つけて尋問されるだろう。
そうなると自ずと園田の事は出てくる。
そうしたら園田は木ノ葉の地下牢に監禁されるだろうな」






角都の言葉に全員が頷く。
そしてそれをデイダラが実行した。


起爆粘土で作った鳥に乗り、砂の風影邸の真上から男を落とす。

すると大きな音が出たと共に、砂の忍が一斉ににそこへ集まってくる。


それを満足そうに見た後、デイダラは先に帰ったであろう皆がいるアジトに進路変更して、帰って行った。







―――――数日後…







「皆!情報だよ!」
「園田ガ木ノ葉ノ暗部ニ捕マッタラシイ…」



「おぉ!角都の読み、当たったじゃねぇーか!」



「フンッ、当たり前だ」



「ハッ、これでやっとウザイ女と関わらなくて済むな。」



「そうだな♪うん!」



「今日はご馳走ですかねぇ…」



『私も手伝うよ♪』



「えぇ。お願いします」






暁の皆にとっては何とも喜ばしい事である。


イタチはいつもの倍の団子を皿に積み上げてむしゃむしゃと食べている。



そして一番嬉しく感じるのは名前だった。

もうこれで園田と関わらなくていいと思うと心が軽くなり、自然に笑顔がでてくる。


そんな名前の笑顔にイタチとその他のメンバーもつい、頬を緩める。








―――それは…穏やかな時間だった…











next.

(そう言えば、助けに来た時、イタチ1人だったの?)
(いや…鮫も居た)
(え!?じゃあ何で…)
(…お前もそんなに裸見られたくなかっただろう?)
(…うん//)
(だから鬼鮫は外で待たした)
(お気遣いどーもv)
(フッ、あぁ。)

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あきゅろす。
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