1 「…旦那。ちょっといいかい?うん」 「あ?何か用か?デイダラ」 「…実は旦那に名前の事で話がある…うん」 「………言ってみろ」 「これはオイラの考えなんだが、名前とヨシコって何かある気がする…うん」 「…お前がそう勘づくのは珍しいな」 「そうかい?……で?旦那は名前とヨシコの事、どう思う?うん」 「…俺も少し前から2人には何かあるなとは思っていた」 「流石旦那だな…うん」 「…デイダラ。出来る限りのメンバーを呼べ」 「皆に言うのかい?…うん」 「何かが起こる前に何とかしないといけねぇーだろ?」 「そうだな…うん」 ――――――――― 「…分かったか?飛段」 「あ、あぁ…」 少し複雑な顔をしながらも、なんとか理解した飛段は微妙に頷く。 「…本題に入る前にイタチ。さっき何があった?」 少し睨みをきかせたサソリの目線とメンバーの目線がイタチに注がれる。 「名前。言っても大丈夫ぶか?」 『…うん』 名前が頷くのを確認した後、イタチは目線をメンバーに戻して先程あった事を詳しく、簡潔に話した。 . 次へ→ |