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ーー-名前が暁に来て二週間が経つ。
名前も暁のメンバーも、もう一緒に居るのが当たり前になってきた。
…今の季節は8月…。名前はうちわで自分をあおぎながら、誰に向けて言ったか分からない質問をする。
『ねぇーねぇー…まだ私に会ってない暁のメンバーって居るの?』
「三人居るぞ、うん。」
『ふ〜ん…名前と特徴教えて!』
「どうしてだ?うん?」
『だって先に知っておいた方がいいでしょ?
名前とか間違ったら失礼だしね。』
もし残りの三人に会って、つい相手の名前を言って怪しまれてはいけないから、名前はあえて相手の名前と特徴を聞いた。
「そうだな…。じゃあまずはリーダーな!うん!」
「顔面ピアスだらけのオレンジ頭がリーダーだ。」
「小南っつー紫色の髪した女もいるぜ!」
「ゼツは植物に身を包んでいる男だ。」
上からイタチ・飛段・サソリ…とデイダラが言おうとしていた事を次々に言っていく。
「さり気なくオイラ達の会話に入るなよ…うん!」
『ま、まぁまぁ。落ち着いて、デイダラ(汗)』
「…う〜ん………」
どうやら名前には頭が上がらないデイダラだった。
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