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『失礼しまぁ〜す…』
悪いと思いながらも名前はサソリの部屋に入りサソリのベッドに近付いて行く。
『うわぁ…傀儡だらけ…不気味だなぁ。』
そう言いサソリの体を揺すりる。
『サソリ〜起きてー!…って、きゃっ!?』
名前が揺すっていたら、布団の中から手が出て来て名前を布団の中に引きずり込む。
『さ、サソリ!?』
「勝手に人の部屋に入って何してんだ?
…まさか俺を襲いに来たのか…?」
名前に馬乗りしながら最後の方は低い声で耳元で囁く。
『っ//わ、私はただ…起こしに来ただけであって、決してそんな事は//』
「…ほぅ。」
そして暫くの間沈黙が続き見つめ合う2人。
その空気に我慢出来なくなった名前は顔をそらす。
「…そらすなよ。」
名前の頬を掴み自分の方へ向けさせる。
そして………
ちゅっ
名前の額に唇を落とした。
『っ!?!?/////』
「ククッ…お前、顔真っ赤だぜ?
…何だ?それともこっちの方が良かったか?」
サソリは人差し指で名前の唇をなぞる。
『っ//か、からかうのはやめてよ!//』
そう言い名前は頬を真っ赤にして部屋を飛び出した。
「ククッ…面白い奴。」
サソリは細く笑い、自分の部屋から出て行った。
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