敵か味方か
_
千歳先輩と赤也くん、金ちゃんと光が悲しそうにうちを見てるのが分かった 。
朱里が部屋を出てからは、空気が重くて勉強する気に慣れなかった 。
_バンッッッ !!!!!!
すごい勢いで扉が開いて見てみると朱里の姿 。
震えてる 。朱里は部屋の隅でうずくまった 。
何があったん … 。
《 朱里っ … 》
朱里に駆け寄ろうとすると、蔵先輩に手を掴まれた 。
「 そんな奴の、味方すんな 。」
信じてたのに … 蔵先輩は朱里の味方だって 。
やっぱり、表面しか見ようとしないんだね、皆 。
《 … うちは、うちが信じたいもんを信じます 。
蔵先輩には、真実を見てほしかったですわ 。》
そう言って蔵先輩の手を振り払って朱里に駆け寄った 。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!