敵か味方か
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《 朱里っ 、大丈夫 ?何があったん ?》
何を聞いても震えながら首を振るだけ 。
ほんま、何されたんや 。
「 おい、そこどけ 。」
そう言ったのは跡部先輩 。
跡部先輩の手にはカッターが握られていた 。
「 これはな、躾やねんで 。」
忍足先輩の目は冷たい 。
《 そのカッターで、なにをするつもりですか … 。》
「 翔子はそいつに腕を切られた 。
仕返すに決まってるだろ 。」
跡部先輩は当たり前のように言った 。
なんなんや、こいつら 。
ほんまに頭逝ってもたんやな 。
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