私の肩が震えていたのは二人だけの秘密(ラッセ)
トレミー補給中。
「ラッセ!」
「おー、凉」
「おー、じゃないわよ、バカぁっ!!何操縦幹握ろうとしてんのよっ!!」
凉はぽかぽかとラッセの胸を叩いた。
「バ…っ傷口開くだろ」
凉は涙目にラッセを見た。ラッセはため息をついて凉を抱き締めた。
「…ラッセ……?」
「刹那の言う通り、俺も未来の為に戦うんだ。…凉と一緒に居られる、未来を」
「……」
「怪我は、戦いが終わってから治してでも遅くない、だろ?」
「…バカ」
こういう時に限って、とてもかっこよく見えてしまう。しかし硬派だから、やるといえばやる。だから、今回操縦するのだって。
「ラッセのバカ」
「何とでも言え」
「でも」
「?」
「好き」
ラッセは凉の頭を叩いた。
「俺もだ」
私の肩が震えていたのは二人だけの秘密
end.
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