私の肩が震えていたのは二人だけの秘密(ラッセ)


トレミー補給中。


「ラッセ!」
「おー、凉」
「おー、じゃないわよ、バカぁっ!!何操縦幹握ろうとしてんのよっ!!」


凉はぽかぽかとラッセの胸を叩いた。


「バ…っ傷口開くだろ」


凉は涙目にラッセを見た。ラッセはため息をついて凉を抱き締めた。


「…ラッセ……?」
「刹那の言う通り、俺も未来の為に戦うんだ。…凉と一緒に居られる、未来を」
「……」
「怪我は、戦いが終わってから治してでも遅くない、だろ?」
「…バカ」


こういう時に限って、とてもかっこよく見えてしまう。しかし硬派だから、やるといえばやる。だから、今回操縦するのだって。


「ラッセのバカ」
「何とでも言え」
「でも」
「?」
「好き」


ラッセは凉の頭を叩いた。


「俺もだ」



私の肩が震えていたのは二人だけの秘密



end.


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!