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7 ※
柔らかい唇をついばみながら、俺は触れていた下着をそのまま下ろす。脚を抜くようにと依月に囁けば、彼は素直に俺の声に従った。
パサリと、ベッドの下に布を落とす。
全て露わになった肌に、しっかりと形を持って顔を覗かせる彼の中心に、俺は小さく笑い声を漏らした。
「ん…」
「……出したい?」
勃ち上がった其処に指で触れ、朱く染まった依月の顔を覗き込む。
意地の悪い俺の問いにも、酔って素直になっている依月はこくりと頷いた。
可愛い反応によしよしと彼の頭を撫で、余した手で勃ち上がった中心に触れる。
「ふぁっ…」
小さな、思わずといった様子で漏れた声。
上擦ったその声をもっと聞きたくて、俺はそのまま手のひらで中心を包み込み、擦るように扱き始める。
「ひ、あっ、…あ、惣……」
震える声で呼ばれる名前が、心地が良い。段々と快楽に染まっていくその声に、俺の興奮も増していく。
「あぁっ…」
「…依月、上も触っていい?」
「ふ…?」
先程は許可なんて求めずに触っていた胸元に指を軽く滑らせながら、蕩けた顔を覗き込む。
なし崩しの行為でも酔った依月はしっかりと快楽を求めていて、俺が軽く爪の先で赤いその粒に触れるとピクンと背が震えた。
「あっ」
「……もっとちゃんと、触った方がいい?」
「んっ……!」
こくこくと首を縦に振る依月に、また口付け。滑らせた指で胸の粒を摘むと、離した唇の隙間からまた短い嬌声が上がった。
「ひゃっ!」
「胸、気持ちいい?」
「ん、いいっ…」
「下も?」
「あっ、下も…っ」
依月も大分昂ぶってきたのか、下を触っている右手の方ではくちゅくちゅと湿った音がしてきた。
俺は開いた脚の間に躰を滑り込ませ、快楽を逃がす為なのか幾度か宙を蹴る依月の仕草を見ていた。
「や、ぁっ……惣…っ」
「ん、大分ヨクなってきたか?」
「んっ、きもち…いっ」
ぞくぞくと震える声と、頬が目元が真っ赤に染まって何とも艶めかしい表情。
濡れたチョコレート色の目元に口付け、俺は中心を扱く手の動きを強めた。
「やぁぁっ、もっ……」
「あぁ、出そうか?」
余裕のない嬌声に思わず笑うと、依月がまた嬌声をあげて首を振った。
「んんっ…、はやく、もう……」
続きを急かすように、依月の手がぱしぱしと俺の背中を叩く。抱き付かれているようなその体勢に嬉しさを覚えつつ、俺は先端部に軽く爪を立てた。
「ひぁぁぁっ…!!」
ビクンとベッドの上で背中が跳ね、呆気なく依月は達した。
キュッと強く瞼を閉じ、泣き黒子の上をうっすらと一筋涙が伝う……。俺はその表情を、じっと見つめた。
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