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書きかけ放置文まとめ
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リュートから魚を受け取りイサラは魚の処理を、リュートはイサラから薪を受け取って河原で火を起こす。旅暮らしなので、どちらも慣れた手付きだ。

リュートが魔法を使って着けた焚き火に、イサラは串代わりの細いナイフに刺した魚を焼べる。その間にリュートは川で水を汲み、荷物から保存食のパンを取り出した。


「よっこいしょ……っと」


妙に年寄りくさい声をあげて隣に腰を下ろしたリュートをちらりと見、イサラは再び視線を焚き火に戻す。

パチパチと赤い火の粉が火の周りで弾け、魚を焼く匂いが鼻をつく。


「……そろそろいいかな」
「ん。食べてみろ」


呟いたリュートに一つ、火の側から魚を取って差し出す。


「僕、毒見役?」
「この魚毒無いだろ。……火加減みるんだから、食べるなら早く」
「やっぱり毒見じゃん」


人聞きの悪い。せいぜい味見である。

冗談混じりに笑うリュートは、それでもイサラの差し出す魚を受け取った。

腹の部分からかぷりと囓りつき、リュートは頷く。


「うん、大丈夫。ちゃんと焼けてるよ」
「そっか」


リュートの返事に、イサラも魚に手を伸ばした。

ただ焚き火で焼いただけの魚に塩を振っただけのものだが、魚がすぐそこで穫れた新鮮なものだというだけあって、悪くない味だ。

多少小骨が多かったながらも二人で完食し、汲んだ水で喉を潤す。


「美味しかったけど、すっかり焼き魚の匂いが付いちゃったね」


焚き火の煙をもろに被ってしまった為、二人ともすっかり煙に燻されてしまった。

肩先までの毛先を弄くるリュートに、魚の骨をまとめて火の側に捨てながらイサラは肩をすくめる。


「仕方ないだろ……。まぁ、周りに魔物とかの気配も少ないし大丈夫だって」
「それもあるけど……。普通、女の子は匂いが付いちゃった事を気にするんだよ?」


呆れたように笑うリュートに、此方も呆れ顔で返す。


「同じようにスモークされてるお前の側で、何を気にしろっていうんだよ」
「あー、うん」


イサラも一応、自分だけに魚の匂いが染み付いていたら多少は気になったかもしれない。

けれど、二人で焚き火に当たっていた彼らは二人揃って同じように焼き魚の匂いに当てられている。自分から魚の匂いがしたとしても、それはお互い様だ。


「それでも魚臭いのが嫌だって言うなら、側に寄らなくていいけど?」
「え、それはヤだ。側には居る、寒いし」
「じゃあ、気にしても無駄だな」


最初から嫌な訳ではなかったくせに、そんな風に言ったリュートの頭を軽く小突く。

パチン、と火の粉が弾ける。食事が終わって、野外でする事もないら後は寝るだけか。


「……イサラ」


隣に居たリュートが、そっとイサラの肩を抱き寄せる。

火の温かさとは違う温もりに、イサラは小さく表情を緩めた。


「先に眠ってもいい?」
「いいよ。僕が起きてるから、先におやすみ、イサラ」


その肩に頭を預け、イサラはゆるりと瞼を下ろす。


やっぱり、煙臭いな、なんて小さく笑いながら。















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野宿と相棒夫婦。大体がじゃれ合いの応酬ww

二人は野宿の時は大体躰を寄せ合って寝てます。夜は寒いからです(笑) くっ付いて寝てた方があったかいww


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あきゅろす。
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