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5 ※

「あっ、あぁぁっ…! あ、そんな急に、おくぅ…っ」
「…鈴、…お前が奥に誘ってるんだぞ? 可愛い鈴、…いやらしい俺の鈴…」


組み敷いた小さな躰を揺さぶりながら囁けば、甘やかに啼き声をあげる鈴が飴色を潤ませながら翡翠の肩口にすがりついた。


「あっ、あ、…うん、翡翠…っ、もっと、もっとおくにきてぇ…!」
「あぁ…、っ」
「ひぁぁっ…!」


誘われるままに彼女の熱さを求め、半ばまで埋まった熱をゆっくりと、けれど確実に自身を小さな胎内の最奥へと埋めていく。

良く慣らしたせいか、小さく狭い其処だがあまり抵抗をせずにじわじわと翡翠を呑み込んでいった。

熱く心地好い彼女の中に、翡翠は微かに眉を寄せて熱く息を吐く。


「鈴…」
「ふ…ぁ、翡翠…」


乱れたシーツの上に落ちていた鈴の華奢な腕が、そっと翡翠の肩に回る。

縋るような力で抱きついてきた腕は、きゅっと翡翠の肩口に爪を立てた。


「…っ」
「あっ、…ぁ」


急に走った痛みに、彼女の内に埋めた熱は萎えるどころか更に興奮して猛る。

それも、鈴は分かっていて煽ったのだろう。苦痛と快楽が入り混じる表情の中、小さく笑みを浮かべる。


「…はやく…奥まで埋めて…?」
「っ、…まったく、いけない子だ…!」
「ひ、ゃぁぁ…っ!」


艶を纏って笑う彼女に請われるまま、全てを突き立てた。

体格の良い翡翠が己の熱を根元まで埋めれば、鈴の小さな胎内のそれこそ最奥まで届く。

翡翠の全てを呑み込み、微かに膨らんだ腹をうっとりと蕩けた瞳で撫でる鈴。


「…ぜんぶ、入っちゃったね…」
「あぁ…。鈴の奥が感じられる」
「僕も…翡翠のカタチが分かっちゃう…よ」


はっ、と息を吐き出すと、鈴はにっこりと無邪気に微笑む。

肩口に爪を立てていた指は、今は翡翠の項をゆっくりとなぞっている。こそばゆさに、翡翠はふっと笑った。


「…鈴」
「ん…。翡翠…はやく、動いて…?」


小さな躰が受け入れるには過ぎる熱を呑み込んで尚、満たされない愛欲。

優しい翡翠も大好きだが、今はただ激しい剥き出しの彼の愛情が欲しい。


「繕わないでいいよ。…欲しいんでしょう?」


鈴は笑う。幼く愛らしい容貌がよくぞ此処まで、という程に淫らな情欲を宿して。

鈴を傷付けないように、と守ってきた翡翠の理性の枷を、ぐちゃぐちゃに踏みにじる。


「…そんなに煽って…。どうなっても、知らないぞ?」
「構わないよ。僕が望んでるの。…貴方の愛と、欲望を」
「…悪い子だっ…!」
「ひっ、あぁぁぁぁっ!!」


理性など要らない。今はそれを粉々に砕いてその後に残った、本能だけで充分。


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あきゅろす。
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