コンシェルジュの憂鬱。
１８
黙った私をどう思ったのか、突然下着の中に手が入ってきた。えっ！？ベルトは！？
「くす、もうすごく元気だね。」
耳元で言われる。恥ずかしくて死にそうだ。
「ああっ！？あっ、なに、いやだ、触らないでっ」
藤堂様が扱き出し、ぐりっと亀頭を弄る。
「――――っ」
私の腰が浮いた瞬間、スラックスと下着が脱がされた。
は、早業…
「わ、綺麗なピンク…」
藤堂様がぼそっと呟いた。
顔どころか身体が熱くなる。恥ずかしい。見られた。たぶん、経験少ないって思われた。童貞だって分かったかも。
頭がいっぱいになって、くらくらする。
藤堂様は、何だか愛しむように両手で触る。
「…可愛いよ、あきひと。俺が沢山愛してあげる。」
…泣きそうだ。意味が違うなんて分かってる。リップサービスだって分かってる。
「っああ！ふ、ゃ、あ、んっやあっ」
藤堂様が両手で私のを苛める。
自分の手とは違う、知らない感覚に意識が飛びそうだ。
「大丈夫だよあきひと。全部俺に任せて。」
藤堂様はそう囁いて、私の乳首に噛みついた。
その瞬間、受け入れられないほどの快感が襲い、私は達すると同時に意識を失いそうになる。
それを止めたのは、後ろに感じた指。
もちろん、男同士のセックスがどこを使うのかくらい知っている。
激しい絶頂に力が抜けているお陰か、指は案外簡単に入った。
「…ん、ぁ、、ふっあ」
異物感に眉を潜めると、藤堂様がこめかみにキスをしてくださった。…涙が溢れる。キスを。藤堂様が。唇ではないが、そんな贅沢まで言わない。
これから、藤堂様が私に挿れて下さるのだ。
もちろん怖いが、圧倒的に自分は幸せだろう。
「大丈夫？痛く、ない？」
藤堂様がナカを探りながら言う。
「はい、！ ああっ！あっいやっなに！？」
ある一ヵ所を藤堂様が押すと、可笑しくなるような快感が走った。
それを見て藤堂様はにやっと笑う。
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