[携帯モード] [URL送信]

いっぱち物語(仮)

「本宮君って何だよ!星輝って呼べって!俺と一平の仲じゃん!」

どんな仲だよ。

もう、本当訳がわからない……結局、夕食の時間になるまで彼、星輝はうるさいままだった。






星輝はとんだトラブルメーカーだった。

僕達が食堂に着いた瞬間、不自然なほど辺りは静まりかえった。

コソコソボソボソ話し声が聞こえてきだしても、内容までは聞こえてこない。でも明らかにこっちに注目してるのはわかる。気分が悪い。周りの態度に憤慨した星輝が喚き散らす。僕はそれを宥めて…その日の夕食はマズかった。

奴は眠るまでうるさいままだった。






「何お前知んねぇの?」

次の日、夕食の出来事をグチったら、友人が昼食時の食堂の事を教えてくれた。

何でも、生徒会役員に気に入られ会長にはキスまでされたらしい。ここでは同性愛が当たり前のようになってるけど、僕個人の意見としてはハッキリ言って気持ち悪い。理解出来ない。慢性ホモも仮性ホモも男を性対象にしてる時点で僕にとっては相容れない。何で女の子じゃないんだろう…

「でも一先輩だけは転入生の事嫌ってたみたいだぜ」

「へぇ…」

一先輩って会計の、あのオシャレな人だよね?ふぅん、話合いそうだな。

[*前][次#]

5/17ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!