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いっぱち物語(仮)

だかんね、会長気付いてよ。もじゃにラブっちゃってからの自分振り返って。自分を陥れないで。頼むから。

ジッと会長を見る。会長もオレを見てるけど、オレの願いなんて到底わかってない。チョー睨んでるし。期待した視線と違くて悲しーけど、ちょードキドキしてきた。え、やだ、何、見つめ合っちゃってる系?やだもーまじドッキンコwその視線だけで妊娠しそーwてゆーwねーわw

まーマジな話、オレは会長が好きだ。ガチラブ。いくら以前の面影がなくても、そん時の会長も真実で。優しーんだよ。本当に。今だって周りが見れないのはどーかて思っても、もじゃの事こんなに一途に想ってんじゃん。優しく接してんじゃん。ゆってて痛くなっけどさー、でもそれも真実じゃん。睨まれよーが殴られよーが、会長の優しさが消えた訳じゃないじゃん。

気持ちは変わってない。会長が家継ぐんなら手伝いたいって思う。会長んとこに就職できっかは別として、傍で支えたいって思う。継がないなら継がないで、それでも会長の傍に居て、支えたいってゆー想いは変わんない。

だから会長が人として堕ちてくのは我慢なんない。

「会長」

だかんね、

「仕事しなよ」

心を鬼にする。

「サボんのも大概にしれよ、マジに」

嫌われるかもだけど、

「アンタ会長なんだかんさー、会計のオレに任せっきりとか、プライド無いわけ?」

ピクリと会長のこめかみが引き攣る。

「ゆわんかった?記録には残んの。今ある書類、ぜーんぶオレのサイン。会計印。代理印。筆跡もオ・レ」

あーあ、怒った会長も男前。青筋ビッキビキなのに。

「アンタが仕事した痕跡とかひとっつもねーわけ」

ハッと鼻で笑う。

「テメ――」

ごめんね、会長。会長の言葉を遮って続ける。

「歴代最低の生徒会長様だな」

気付いたらオレは、机を巻き込んで倒れてた。

あ、嫌われんのとか今更?ハハッ

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あきゅろす。
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