いっぱち物語(仮)
5
「別焦ってねーよー。ちゅーかお仕事しなきゃあいけんでしょー?んなんに構ってるヒマねーべ?」
「テメェが言うな。いつも仕事ギリギリのくせしてよぉ」
ぺちり、と会長の指がオレのでこを叩く。
優しいお叱りにナニも心臓もキュンキュンだわ!!トイレットに行ったらダメかしら
とかほっぺたぽっぽしてたら、あれま!会長ったら呆れていらっしゃる。うぬぅー
「でもでもー、期限内には終わらせてるっしょー?オレ頑張ってるもーん」
「アホか。テメェも生徒会役員ならあれぐらい余裕で終わらせろ。」
「………ごめちゃーい……」
「…………………しゃくれてんぞ」
しゃくれもしますわ!!オレの頭じゃギリギリが限界やっちゅーねん!
この学園の生徒会とか何かしらの役員に入っちゃってる生徒には一人一人に大小様々な親衛隊が付くのよ。役員決めは投票制で、好悪で決める奴もいれば「この人なら任せられる」って期待を乗せて投票したり、でも一番多いのが抱きたいか抱かれたいかで決めちゃうやり方。もちオレの票は「任せられる!」よりも抱きたい抱かれたいが9割9分9厘占めてて、んまー見た目軽そうだから仕方ねッスけどー。オシャレもしたいお年頃だからやめる気もねーしー
しかも親衛隊の子達は放置しとけば何するかわかんねーし、だからマメに交流を持つようにしてるんさー。それに勉強もしなきゃじゃん?テストと進級のためによー。会長や副会長みてーなスペシャルな脳みそ持っとりゃせんけぇのー。けっ
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