いっぱち物語(仮)
4
「ふーん…変な奴だな、そいつ。どんな奴だったんだ?」
「えー!!何マジ会長興味持っちゃいました系!?ないよないよそんなん興味持っても気疲れしちゃうだけだって!胃に穴が空いちゃうって!気疲れキャラは副会長だけで充分だって!」
「やっぱケンカ売ってますよね?」
口ピクピクさせながら副会長がこめかみグリグリしてくるーアイタアイタ
「というより貴方、何をそんなに必死になっているんです?」
ワーオめっちゃ怪訝な表情してっし
ちゅーかちゅーか、そんなん言われちゃーオレってばカチンコチンに固まるしかなくね?みたいな
カチンコチンにすんのは息子さんだけでよくね?みたいな
サーセンw
まじオレ自重しろしw
とか言ってる場合じゃねー
オレが会長を好きな事は会長はもちろん、副会長も知んない。
告ったりとかしてねーし、恋バナとかもしてねーし、何よりそんなんできるわけねーし。
会長には婚約者がいる。
二十歳んなったら結婚すんだって。
会長んとこはすっげー金持ちで色んな事業とか手出してて親同士で結婚相手決めちゃうよーなお家なわけよー
まあ会長は跡取りって立場に誇り持ってっしーお家のもろもろ大事にしてっしーそんな会長尊敬してっしー本気ラブいんスけどー
そんな会長の役にたちたいからさーあ、会計の仕事頑張っていつか会長のお仕事も手伝いたいとか思って、好きとか言うつもりねーしだからっつって離れてやんねーもんねーえっへっへ
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