いっぱち物語(仮)
9
「何だよそれ!!俺は名乗ったのに、自分は言わないなんて最低だ!!」
「サイテーでいいよーう。ちゅーか、ちょ、もー近寄んないでー。つば飛んでるじゃんよー。やーよもぅ、えんがちょー」
「何だよそれ!!謝れよ!」
「サーセン」
「もっとちゃんと謝れ!!」
しつけー
副会長達もめっちゃ喚いとる。おー、ちょっと前まで生徒会室で一緒にお仕事してたのに。めたくそ言われてるよ、オレ。
転入生にもお連れさんがいたらしく、不良くんとフレッ臭漂う青年が睨んでおる。うーむ、怖いである。
「俺様を無視してんじゃねえ。そんなんほっといてこっち向けよ」
と、クイッ、と、ツイッと、ね。会長が転入生の顔を自分の方に向ける
え!?
え!?え!?え!!ちょ!!まっ!!
次の瞬間見たもんはもういっそ死にたくなっちゃうほどの、絶望だった…
会長が綿埃にチューしとる!!
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