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「来ねぇんならさっさと帰るんだな」
「い、行く行く!!行きます!!」
つくづく俺はお人好しだと思う。
仮にも受験生だってのに、後輩とファミレスに来てるなんて…
「…先輩は何頼む?」
「……コーヒー」
まぁ、勉強の息抜きと思えばいいか。
とか理由を付けて自分を納得させる。
「お待たせしました」
「きたきたっ♪」
ふと銀時に目をやると、幸せそうにパフェを食べ始めていた。
甘いもん好きなのも一緒かよ…
どこまでアイツにそっくりなんだろうか。
違う所は…メガネと年齢だけなんじゃねぇのかな。
コーヒーを飲みながらそんな事をボーッと考える。
「…先輩…ごめんなさい」
「…んだよいきなり……」
「……先輩は勉強で忙しいのに、俺なんかの相手してもらっちゃってさ…」
こういう素直な所は…銀八と違うな。
って……
やっぱり俺は銀八の事ばっか考えてんじゃねぇかよ……
未練あり過ぎだろ……
「…俺はただファミレスに来た。そしてお前はついてきた。
…ただそれだけだ」
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