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物語
ガーディアン出発〜クッティル到着まで


*ガーディアン出発前
 ※魔方陣に乗り「移動しますか?」で「はい」を選択するまでの間に発生するスキット



【確かに受け継いだその証】

ウォード
「こうして代々守護騎士の間で受け継がれてきた証が、まさか此処で使うモノだったとはな…」
フレイ
「それのおかげでオレ達は地上世界へと帰る為の手段を手に入れたんだ。…ありがとよ」
ウォード
「私に礼を言うな。それは代々受け継ぐモノだと判断した人に言ってくれ」
フィーネ
「でも、それを受け継いでほしいって語ったヒトって一体誰なのかしらねぇ…?」
ガザフ
「たしかに…ネリアちゃんではないのか?」
ネリア
「いや、私ではないぞ」
イルフォンス
「まぁ、なにはともあれ…ウォードの家族が生きた証が残っていたんだ…喜ばしい事だよ」
ウォード
「ぁあ…そうだな」
ウォード
(証を残してくれてありがとうございます…お母様)



【継承を発令した者】

ネリア
(私が生まれ記憶のあるときですら、その受け継ぐ事は存在していた)
ネリア
(誰が発令した…?いや、そんなのは分かりきっておる)
ネリア
(継承すべきモノを発令した主。それは、は―)
フレイ
「どうしたんだネリア。具合でも悪いのか?」
ネリア
「!いや、なんでもない…気にするな」
フレイ
「ふーん…。早くいかないと置いて行かれるぞ!」
ネリア
「ぁあ…すまぬ」



【体調】

アルヴォンド
「ゲホッ!」
りん
「だ、大丈夫ですか、アルヴォンドさん!」
アルヴォンド
「いや…きにせんといて…ッ。あれからお腹出して寝てたから風邪ひいたかもしれへんな…あはは」
りん
「もう…あまり無理はしないでくださいね」
アルヴォンド
「おおきに、りんちゃん!」

アルヴォンドが一人左側画面外へと歩いて消えていく

りん
「……」
イルフォンス
「……はぁ」



【負けず嫌い】

フレイ
「オレとネリアの援助でなんとか戦ってるけどよ…」
ガザフ
「ぁあ…流石、蝕死力(ブラジェーラ)で溢れる世界…ッ、一戦だけでも結構身体に響くな。メル、大丈夫か?」
メル
「ちょっとしんどいけど…パパほどじゃないよ」
ガザフ
「おいメル、パパをバカにしてないか…ッ?」
メル
「だってパパ、メルよりうんとおじさんでしょ?身体がきついのも無理ないよ」
ガザフ
「な…!?ぱ、パパはまだまだお前ら若造より劣っておらん!!!!!ほら見ろ!!!早速あそこに敵がいる…今パパが華麗に倒してやるからな!!ウォオオオオオ!!!」

右側画面外へと素早く走り去っていく

フレイ
「出たよ…親父の負けず嫌い。ネリアーあんなクソ親父にリミッターソウル使わなくてもいいからなー」
メル
「ちょっとからかっただけなのに…パパったら大人げないね」
りん
「メルちゃんったら…ッ」
アルヴォンド
「おい、おっさん死にかけとるで」
ネリア
「馬鹿者!!観てないでお主ら止めんか!!!」

ネリアがガザフに向かって走り去っていく

フレイ
「流石に可哀想か…メル、からかった責任とれよ」
メル
「はぁ〜い♪」
イルフォンス
(意外とメルちゃんって腹黒い所があるんだね…もしかして、そこは母親似だったりするのかな…?)



*アルヴォンド・りん戦闘不能、クッティルまで移動〜クッティル到着まで



【大丈夫だいじょうぶ】

フレイ
「くっそ…ッ、それにしても一体どうなってるんだ…!?次から次へとおかしなことばっか起きやがる…ッ!」
ガザフ
「今はそんなこと考えてる場合か!!そういう事は医者を見つけてからにしろ!」
ネリア
「私がちゃんと見ていなかったせいで…ッ」
イルフォンス
「ネリアのせいじゃないよ…僕が…ッ」
フィーネ
「ネリアちゃん!イルちゃん!!自分を責めないの…これは誰のせいでもない、不測の事態なんだから!!」
メル
「りんお姉ちゃんも倒れてるから…ちゃんとした医者がいるかまた探さなきゃいけないし…ッ!ぁあーもう!早くしないと二人とも死んじゃうよぉおおお!」
フレイ
「不吉な事言うんじゃねェよ、メル!!」
ウォード
(クッティル…医者…。―…!)
ウォード
(あそこには確か、“あいつ”がいるかもしれない)
ウォード
(往診に出ていない事を祈るしかないが…医者と言えばクッティルにはあそこしかない…一か八か賭けてみるか…ッ)













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