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物語
ルイセンドの森→ネリアと出会うまで




【心術って?】

フレイ
「なぁ親父、心術ってなんだっけ?」
ガザフ
「何回も教えただろ」
フレイ
「すまねぇ…;」
ガザフ
「心術の元になっているのは知っているな?」
フレイ
「ぁあ、生心力(ヴィオゼーラ)だろ?」
ガザフ
「そうだ。それは全てに宿っている。空気・植物・動物・精霊など…」
「もちろん、俺たち人間にも宿っている」
「その生心力(ヴィオゼーラ)を使った術のことを心術(しんじゅつ)というんだ」
フレイ
「あ、思い出してきた…。心術を使うには、アクセサリーとかに付いてるアレが無きゃダメなんだよな?確か―」
ガザフ
「生術具(エテルナ)だ。武器やアクセサリーなど常に身に付けるモノに特殊な加工を施したモノを言う。心術を使う俺たちには必要不可欠なんだ…何故だか分かるか?」


フレイ
「ぇーと…生術具(エテルナ)無しに心術を使うと、生心力(ヴィオゼーラ)が沢山減っちまって…情緒不安定になったり、疲れや病気にかかり易くなる…んだよな?」

ガザフ
「そうだ、だが重要な事がもう一つ。生心力(ヴィオゼーラ)が完全に無くなるとどうなる?」

フレイ
「あ!…たしか生心力(ヴィオゼーラ)は感情の元なんだよな?無くなっちまうと、感情も意思もない生きる屍になる…」

ガザフ
「その通り。それを避ける為に、俺たち心術を使う者は…生術具(エテルナ)を施したモノを身に付けて心術を使わなければいけないんだ」
「生術具(エテルナ)は微量の生心力(ヴィオゼーラ)だけで心術を扱えるからな」
フレイ
「俺は武器に…親父は確か右腕に付けてる腕輪だよな?」
ガザフ
「ぁあ。生術具(エテルナ)無しで俺たちは闘えない…これのおかげで世界を守れるが、逆の場合もある事を決して忘れてはいけないぞ」
フレイ
「ぁあ、そうだな…」






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あきゅろす。
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