ハッピーアイスクリーム!・8(※18禁)
はぁ、はぁ、と獣の息づかいを重ねながら、アカギとカイジは繋がったまま、折り重なるようにして床に倒れ込む。
カイジはそっと瞼を下ろし、体の隅々まで満たされたような充足感を味わった。
どろどろに溶けたアイスクリームみたいに、このままアカギとひとつになってしまえたら、きっとものすごく幸せだろうな。
そんな、危険すぎる妄想が頭をよぎったところで、カイジははっと我に返り、頭を緩く横に振った。
「あー……なんか今、すげぇキモいこと考えちまった……」
「……どんなこと?」
「アホか。言うわけねぇだろ」
アカギは体を動かし、カイジの中から萎えたものを引き抜く。
途端に後孔から溢れ出す精液の生温かさに、カイジがぶるりと体を震わせていると、アカギが隣に寝転がる。
「……オレも、考えたよ。気持ち悪いこと」
「えっ!?」
驚いたようにカイジがアカギを見ると、悪戯っぽい瞳にじっと見詰め返される。
すこし迷ってから、カイジはアカギに訊いてみた。
「考えたって……なにを?」
すると、アカギは愉しそうに目を細め、カイジの額にキスを落とした。
「熱くて、やわらかくて、どろどろしてる。アイスなんかより、あんたのがよっぽど、美味かったよ」
終
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