sandwich(※18禁)・5

「赤木さん……んっ、ん……」

 根本に指を添え、先端におずおずと唇を落としたあと、堪らずむしゃぶりつくように亀頭を口内に入れて舐め回すカイジに、赤木は口角を上げる。
「はは……その調子だ。頑張れよ、カイジ」
 労うように太股を撫でながら、溢れる先走りを掬い取るように鈴口を舐め上げてやると、カイジはびくんと体を揺らす。
「ん……っ、ん、ん……っは、」
 目をとろんとさせ、夢中で赤木のモノを口淫し始めるカイジの様子に、しげるはムッと眉を寄せる。
「クソジジイ……これじゃ、カイジさんの声が聞こえねえじゃねえか」
 乱暴な言葉遣いでしげるが不満を露わにすると、赤木はカイジのイチモツに舌を這わせながらちらりと笑う。
「固いこと言うなって。いいじゃねえか……カイジがこんなに、嬉しそうにしてるんだから」
 言われてしげるがカイジの様子を見ると、確かに、カイジはうっとりと陶酔しきった淫らな表情を晒している。
 それに、カイジの甘い鳴き声が聞けないのは残念だが、その分押し殺された喘ぎと粘膜の擦れる粘着質な音、三人の息遣いがよりダイレクトに耳に届き、ふたりきりでするいつものセックスとは、まったく違った新鮮味があった。

 上にも下にも男根を受け入れ、三つ巴の行為に惑溺するカイジの姿に、嗜虐心を煽られたしげるは赤木への文句を飲み込み、より強く腰を打ち付け始める。
「んっ! んっ、くぅ……っ! ふぁ……っ」
 激しくなったピストンに、カイジは思わずフェラチオを止めてしまう。
「おいおい……、休むなよ、カイジ」
 その様子を面白がるように赤木が声をかけ、固く張り出した亀頭を戯れのように口に入れてやると、カイジは背を震わせ、『もっと』とねだるように赤木のモノをしゃぶる。
「んっ、んーー、っ、ぐ……」
 だらだらと唾液を零しながらいやらしく口淫に耽りつつも、前と後ろからの刺激に腰を揺らめかせる貪婪なカイジの様子に、はぁ、としげるは息を漏らす。
「やらし……カイジさんのスケベ……」
 ピクピクとカイジの体が震えるたび、収縮しながら心地よく絡みついてくる腸壁の柔らかさときつい締めつけに、しげるはきつく目を瞑り、カイジの片足を大きく持ち上げると、絶頂に向けて抜き挿しを大きくする。
「ふ、ぁ……ぁくっ、ん、ふぅ……ッ」
 硬い肉棒にぐちゅぐちゅと中を抉られるたび、びく、びく、と魚のように体を跳ねさせるカイジ。
 熱く滾ってピクピク揺れる陰茎の先端からは、濃くねっとりとした先走りが絶えず流れ落ち、カイジがたまらなく感じていることを赤木に伝えてくる。
「クク……確かに。スケベでかわいいな、お前は」
 赤木は低く笑い、カイジの腰を抱くようにして根本まで一気に咥え込んでやる。
「んーーっ!! ぁ、ぁふ、ううぅっ……」
「あっ……ん、カイジ、さんっ……」
 いきなりの強い刺激にカイジが感じると、後ろが締まるのかしげるも微かな声を上げる。
「ん、ほら……イっちまえよ……」
 カイジとしげる、双方に向かって言いながら、赤木は唾液を絡めてカイジのモノをしゃぶり上げつつ、根本から強く扱きたてる。
「ふ、ふぁ……! んんっ……んっぐっ、ぁ、んっ……」
「っく……イきそ……、カイジさん、イっていい?」
 極まった声で問いかけながら滅茶苦茶に腰を使うしげると、なんどもなんども頷きながら狂ったように赤木のモノを愛撫するカイジ。
 肉欲に溺れ、すっかりのめり込んでいるふたりの様子を愛でるように眺めながら、赤木はカイジの亀頭を搾るようにきつく、きつく吸い上げた。
「ッッ! ん、っあ……!!」
 瞬間、痛いほど膨れあがっていたカイジ自身から、爆ぜるようにして熱い精液が迸った。
「んっ! んん、あっ、くぅーーッ」
「……あ……っ、」
 カイジの絶頂に併せ、しげるも蠢く内壁に誘われるままに中で射精する。
「ん……、カイジさん……っ」
 掠れた声を上げながら、しげるは最後の一滴まで残さず絞り出すように、ゆるゆると腰を振ってカイジの中で自身を扱く。
 しげるが動くたび、カイジの陰茎からはびゅくびゅくと精が放たれ、二度目だというのに濃くて量も多いそれを、赤木はすべて口の中で受け止めていく。
 そして、長い射精がおさまるのを待ってから、自身もゆっくりと腰を揺すり始めた。
 いきなり喉奥に突き入れられて涙目になりながらも、カイジはすぐに赤木のモノを強く吸い上げる。
 じゅるじゅると音をたてながらディープスロートされ、赤木もカイジの口内に精を放った。
「んっ、く……ん、あ……」
 生臭い迸りを口いっぱいに受けながら、恍惚の表情で赤木のモノの根本をゆるゆると扱くカイジの様子に満足して、赤木は射精を終えた陰茎をカイジの口からずるりと引き抜いてやる。
 そして、すぐさま体を起こすと、カイジの顎を指で支えて深く口づけた。
「ぁっ……ふぁ、ん……っ」
 舌を絡めてカイジの精液を口内に送ってやると、お返しとばかりにカイジも赤木の精液を舌に乗せて絡めてくる。
 互いの精を口の中で混ぜ合う卑猥なキスをしながら、赤木はしげるの様子を見る。
 カイジと深く繋がったまま、しげるは目を瞑り、弾んだ息を整えている。
 その頬はうっすらと桜色に上気していて、快楽の余韻に酔うふたりの様子に赤木は目許を緩ませた。



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