apron・6(※18禁)



 奥深くまで咥え込まれた人参を、ゆっくり引き抜いていくと、まるで引き止めようとするかのように後孔が収縮する。
「んっ……んっ、あうっ……」
 ぴくぴくと体を痙攣させて快感を追うカイジを見ながら、しげるは人参をずるりと抜き取った。
「は……あ……」
「カイジさんがあんまり美味しそうに味わうから、抜けなくなっちゃうかと思った」
 嘲るように笑い、しげるは床に蹲ってしまったカイジを自分の方に向き直らせる。
 カイジは真っ赤な顔で、虚ろな目をして過ぎた快感をやり過ごそうとしていた。その頬には涙の跡が残っており、半開きの口からは涎が滴っている。
 発情したその表情にしげるもまた煽られ、カイジの前に立ち上がった。
 黙ったまま、ベルトを外してスラックスを落とすと、下穿きの布地を押し上げるようにして大きく育ったしげる自身に、カイジがごくりと唾を飲み込んだ。
 そろそろと窺うような眼差しを受け、しげるはカイジの頭を軽く撫でてやる。
 すると、カイジは躊躇いながらもしげるの下穿きを口で降ろし、ぷるんと勢いよく飛び出たそれに目をとろけさせると、先端をいきなり口に含んだ。


 静かな台所に、じゅる、じゅぷ、と淫猥な音が響く。
 しげるの陰茎に手を添えて根元を扱きながら、カイジは夢中でしげるのモノに口淫していた。
「カイジさん……」
 しげるが呼んでも、カイジは答えない。きっと、今舐めしゃぶっている男のモノを早く後ろに受け入れたくて、そのことで頭がいっぱいなのだろう。
 頭を大きくスライドさせ、露骨に性感を高めてくるカイジの動きに、しげるは息をのむ。
「カイジさん、顔、上げて?」
 甘く囁いて髪を梳いてやれば、カイジは素直にしげるの顔を見上げてくる。
 大きな三白眼が涙で潤んでいる。太い眉が苦しそうに寄せられている。
 頬を紅潮させ、口の端から涎をだらだら溢しながら、一心不乱に男根を舐めしゃぶるカイジ。
 その表情はしげるにとって、以前観たAV女優の数倍は扇情的だった。
 そしてその下には、エプロンの胸当ての隙間から勃起したちいさな乳首が見え隠れしており、さらにその下では、白く薄い生地に大きなシミができ、淫らに持ち上がっているさまが見て取れる。
 もうその様子を見ているだけで達してしまえそうなのに、カイジはいやらしい音をさせながらしげる自身にむしゃぶりついてくるのだ。
「っ、もういいよ、カイジさん……」
 このまま、あたたかな口内に射精してしまいたくなる衝動をなんとか抑え込み、しげるはカイジから離れる。
「立って。さっきみたいに……できるでしょ?」
 促され、カイジはふらつく足で立ち上がると、カウンターに手をついた。



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