玩具遊び・2(※18禁)
赤木はおもちゃの中から、まずグリーンのローターを手に取り、カイジの右乳首をくりくりと押し潰す。
「ぁ、や、やめろ……っ」
ちいさく声をあげ、体を戦かせるカイジに、赤木は呆れたように笑う。
「まだスイッチも入れてねえのに……このスケベ」
「ん、くっ……」
「ほら、お楽しみはこれからだ……ろっ!」
「ぅあ! あっ、あああっ……!」
コードの先に繋がる強弱のダイヤルをいきなり最強にして、赤木がスイッチを入れる。
昆虫の羽音のような音をたて、ローターが激しく震えだす。
その瞬間、カイジはなにかに取り憑かれたかのように目を見開き、ビクンと大きく背をしならせた。
「あかっ……あかぎさ、い、いた、やめ……っ、痛い……ッ!!」
強すぎる刺激は痛みにしか感じられず、カイジは全身を緊張させたまま、必死に赤木の手を除けようとする。しかし痛みに震える手では叶わない。
赤木はカイジの反応を楽しそうに眺めると、今度はイエローのローターを手に取り、同じようにスイッチを入れて左の乳首に押し当ててきた。
「ひっあ! く、ぁあっ……!」
「クク……すげえなカイジ、お前のそんな声、初めて聞いた」
両の乳首を容赦なく責められ、カイジはひっきりなしに喘ぐ。開きっぱなしの口から、だらだらと涎が垂れた。
「あぁあ、も、もう、嫌だっ……!」
「嘘つけ。こんなに尖らせといて」
「ひ、ぅっ! あーー!」
赤木がグリーンのローターを少しずらし、舌先で固くなったそこをつつく。見せつけるように舌を押し当てながら目線を上げると、カイジが羞恥に燃える頬で唇を噛むのが目に入る。
赤木はニヤリと口端をつり上げると、そこにしゃぶりつく。
「あ、あ!」
カイジの羞恥を殊更煽るように、わざとじゅるじゅる大きな水音をたてながら吸い上げる。ローターと舌、二つの刺激に翻弄され、カイジのぴんと伸びた足の爪先がシーツを掻いた。
「ココも、ガチガチになってるぞ」
カイジの胸に吸い付いたまま、赤木は曲げた膝でカイジの足の間に触れる。赤木の言葉通り、カイジのそこは乳首への刺激だけですっかり勃ち上がり、ジーンズの中で窮屈そうにしていた。
そのまま、膝を使ってやわやわと擦ってやる。
「ずいぶんキツそうじゃねえか、ん?」
「あ……あ……んっ、」
「直接触ってやろうか?」
赤木との付き合いの中で、心も体も快楽に流されやすく仕込まれてしまったカイジは、さっきまで抵抗していたのが嘘のように従順に頷く。
「じゃあ、自分で脱ぎな」
赤木は膝の動きを止め、命令する。
相変わらず止まらない乳首への責めに震える指先で、カイジは苦心しながらベルトを外し、ジーンズを脱ぎ捨てる。
下履きにはすでに濃いシミができてしまっていた。
ニヤニヤ笑いながらそれを見る赤木を睨みながら、カイジは下履きを下ろす。
現れたカイジのモノは固く勃起していて、物欲しそうに鈴口をぱくぱくと開閉させて先走りを垂れ流していた。
赤木はようやく両乳首を苛んでいたローターを止めると、体を起こしてローションのボトルを手に取った。
蓋を開け、ピンク色の液体をカイジ自身に垂らす。
「ん……、」
蜂蜜に似た粘度の液体がカイジのモノをすっかり包み込んだところで、赤木はボトルを置き、右手でぬるぬると扱いてやる。
「あっ! はあっ、赤木さ、んぅっ……」
待ちわびた快感に、カイジは眉を潜めて身を捩る。
温感タイプのローションらしく、一擦りごとに熱を帯びていく感覚が心地よい。
くちゅくちゅという卑猥な音も、カイジの性感を高ぶらせた。
「あっ、あっ、んっ、赤木……さんっ……」
ぽうっとした顔でひたすら赤木の名を呼ぶカイジ。
しかし赤木は突然、右手の動きをぴたりと止めてしまった。
「あっ……な、なんで……っ?」
不満げな声を上げて自ら腰を揺するカイジの足を、赤木はぐいと割り開く。
「えっ? あ……っ」
膝裏を掬い上げられ、胸につくくらい折り曲げさせられて、秘部が惜しげもなくさらけ出された。
「ほら、抱えてな」
有無を言わさぬ赤木の口調に、カイジはしぶしぶ自分の膝裏に手を差し込み、足を抱え上げる。
頭の中がぐらぐら煮立つような羞恥。これからされることへの不安。
だが、その中にほんの少しの期待も確かにあって、カイジは心許なげな視線を赤木に送る。
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