roasting・4(※18禁)


「あっ、あっ、あっ、あっ!」
 激しく揺さぶられ、あられもない声を上げるカイジ。今度は抽挿のタイミングを合わせられているうえ、敏感な胸と性器をひっきりなしに愛撫され、恐ろしいほどの快感に涙を溢している。
「クク……カイジさん、締めすぎ……。そんなに気持ちいい?」
 アカギはカイジのモノから流れ落ちる先走りを指で絡めとり、自らの口に運ぶ。
「ああ……ぁ、あ!」
 唾液に濡れた指でくちゅくちゅと鈴口を広げるようになぶられ、カイジは堪らず赤木の体にすがりついた。
「あか……、赤木さんっ、赤木さんっ……!」
「はは……、お前は可愛いなぁ……」
 薄い胸に唇を充てたまま、赤木は笑う。アカギは舌打ちすると、カイジの陰茎を両手で包み、にちゃにちゃ扱き上げる。
「んぁ、あぅ、アカギ……ッ」
 開きっぱなしの口から涎を垂らし、カイジはよがる。熱くうねり、搾り取ろうとしてくる後孔に、アカギも思わず声を漏らす。
「っ、は……、出そう……、カイジさん、出して、いい?」
 腹の中でピクピク動く2本の男根に、カイジは無意識に腰を揺らす。それが決定的な刺激となり、カイジの中で膨張しきっていた熱が爆ぜた。
「……っ、く……」
「……ん……」
「あっ、ふぁぁっ……!」
 びゅくびゅくと注ぎ込まれる大量の精液に、カイジ自身も白濁を噴き上げる。
 体をビクビク痙攣させながら、2、3度に分けてドロリと濃厚な精を吐き出す。

 しばらく3人くっついたまま、弾んだ息を整える。赤木はようやく与えられた解放にぼんやりしているカイジに軽く口付けた。
「どうだ、カイジ? どっちが好きか、わかったか?」
 その声にカイジははっと我に返る。ベッドの上の惨状を見て、怒りにわなわな震えながら、喘ぎすぎて掠れた声で叫んだ。
「お前らッ、ふたりともキライだっ! だ、大ッキライだっ……!」
 アカギと赤木は顔を見合わせる。
「あらら、嫌われちゃった……」
「でもどうせ嫌われるなら、とことんまでやったほうがいいよなぁ」
 悪辣な顔をして笑う赤木の顔を見て、カイジは蒼白になった。
 振り返ってアカギを見れば、そこには同じような笑顔がある。
 深く杭打たれたまま必死に逃げようとする哀れな体は、二人の赤木しげるによって簡単に押さえ込まれた。
「や、やめろ、ふざけんなぁぁぁ……!」
 断末魔のような叫びを皮切りに、カイジの悲鳴はその日一日、止むことがなかった。





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