roasting・2(※18禁)

「ひ……、ぅっく、あ、赤木さんっ……」
「んん……? どうしたカイジ、もう音を上げるのか?」
「だ……って……」
 あたたかく濡れた赤木の口内に自身をすっぽり包まれ、カイジは高い声を上げる。
 あのあとすぐにベッドへ引きずられていき、裸に剥かれた。4つの手にさんざ体を弄ばれ、性感を高められ、今は赤木とシックスナインさせられている。
 赤木の上に逆向きに這うカイジの後ろにはアカギが陣取り、潤滑剤をたっぷり使ってカイジの後孔を解している。

 狭いベッドの上で男3人、素っ裸での性行為。
 この異常事態に叫びだしたくなるカイジだが、アカギの指に弱い部分を掠められると甘い喘ぎ声しか出ない。
「あっ、あぁ……ん、くっ……」
「カイジ……手が止まってるぞ? 自分ばっかり気持ちよくなってねぇで、俺にも奉仕してくれよ」
 赤木は楽しそうに笑う。痛いほど勃起しているカイジのモノを強めに扱くと、切迫した声とともに先端から先走りが滲み始める。
「カイジさん、もう挿れて欲しくてたまらなくなってるんじゃない?」
 とろとろに熟れたカイジの内壁をぐるりと掻き回し、アカギは指を引き抜く。代わりに固くなった自身を押し当て、腰を進めようとするアカギを、赤木が制した。
「まぁ待てよ……ったく、若い奴は堪え性がなくていけねぇ……」
 赤木はカイジの下から抜け出し、待ったをかけられて不機嫌そうにするアカギに笑いかける。

「なぁ……どっちが好きか選ばせるってんなら、両方同時に味わって貰わねぇと、公平な判断は不可能だと思わねぇか?」

 尤もらしい言い方をして、赤木はカイジの顎をくいと持ち上げる。
 赤木を見上げるカイジの目には、怯えが色濃く滲んでいた。赤木の発言がなにを示しているのか、はっきりとわかっているようだ。
「クク……、なるほど、道理だ……」
 背後のアカギが同意を示すと、カイジはパニックを起こしたように首を激しく振って拒絶する。
「む、無理だっ! 両方なんてっ、は、入るわけねぇだろっ……!」
 恐れのため、体の震えが止まらない。寒いときのように、歯がカチカチ鳴っている。
「そんなの、試してみなきゃわからない」
「わかるだろうがっ……! 一本でさえキツイのに、無理だっ絶対無理!」
「ごちゃごちゃうるせえ口だな」
 赤木はカイジの頬を両手で挟み、言葉ごと飲み込むように口づける。
「んんーっ! んっ、んぅっ」
 驚いて身を引こうとするのを許さず、強引に歯列を割ってその裏側まで舐めまわすと、早々に鼻から抜ける甘い声がこぼれ始める。
「んっ、ふぅっ……」
 はふ、と息継ぎをする合間に、親指と人差し指の腹で耳を撫でてやると、カイジが軽く身を捩る。
 ちゅ……ちゅく……とカイジの舌を吸いながら、赤木は目を細めてアカギの顔を見る。

 その視線を睨むような目付きで受け、アカギは乱暴な手付きでカイジの腰を掴む。
 そして猛ったモノを、なんの断りもなく、ずぷりと一気に奥まで突き挿れた。
「んーっ!?」
 突然走った衝撃に、カイジは目を見開いてアカギを振り返ろうとするも、赤木に頬を固定されていて叶わない。
 根本までびっちり収めると、指が食い込むほど強くカイジの腰を掴んだまま、アカギは抽挿を始める。
 挿れたばかりだというのに、ギリギリまで抜いて最奥まで穿つという容赦のない激しさでカイジを責め立てる。
「んっ、んぷ……っ!! ふぁっ……!」
 うまく息ができず苦しむカイジの唇を、赤木は一旦解放してやる。
「あっ! はぁ……っ、あぁっ……!」
 唇が離れた途端、堰をきったように溢れ出る嬌声と、快感に眉を寄せて振り返るカイジの顔が、アカギの劣情に火を点ける。
 だが、赤木がカイジの髪を掴み、顔を無理矢理前に向かせたため、アカギは眉を潜めた。
「ほら、カイジ。俺のことも気持ちよくしてくれよ」
 カイジの髪を掴んだまま、その目の前に半勃ちのモノを差し出す。
「上手にできたら、二輪挿しは勘弁してやる……」
 柔らかく言って、性器で唇を軽くなぞってやると、カイジはピクリと肩を震わせたあと、おずおずと舌を出して舐め始める。
「んっ、んっ、んん……」
 後ろから突かれる刺激に耐えながら、カイジは必死に赤木のものを愛撫する。
 唾液をたっぷりとまぶし、尖らせた舌で裏筋を下からなぞり、敏感な鈴口をくるくると円を描くように舐める。
 小さな穴にそっと舌先を差し込むと、じわりと滲んだ先走りの苦味が舌を刺す。

 羞恥を耐え、赤木の顔を見ないようにしながら、普段とはまるで別人のような貪欲な動きで舐めあげる。よほど二輪挿しが怖いらしい。



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