夕間暮れの秘め事(※18禁)・4





 結局、若いしげるの精力がそれでおさまるわけもなく、ふたりはその後、前回と同じくなんども交わることとなった。

 最初の交合でイったあと、ふたりはしばらく繋がったまま抱き合っていたが、やがてしげるがゆっくりと腰をゆすり始め、精液に満たされぬるぬるした肉壺の中でふたたび勃起した中学生の男根に翻弄されたカイジは幾度も軽い絶頂を味わい、その姿に煽られたしげるもカイジの中で二度目の精を吐き出した。
 その後、しげるは休む間も無くカイジを四つん這いにさせ、まっすぐな腰を支えながら後ろから貫き、獣のような体位に興奮してキツく締まるカイジの中を突きまくって最奥に何回も射精を繰り返した。
 さらにバックで挿入したままカイジを後ろからきつく抱きしめ、乳首を弄ったりドロドロになったカイジ自身を撫でたりしているうち、ふたりともまた勃起してきたので、腰を密着させ揺するようにしてしげるがカイジの中をかき回し、竿に纏わりつくような締めつけを存分に堪能したのち、狭く気持ちのいい穴の中に精液を吐き出すのと同時に、カイジも鈴口から白濁を溢れさせていた。
 限界を超えたオーガズムにとうとうぐったりと伏してしまったカイジだったが、疲れを知らないしげるが後ろから横ハメで律動を始め、カイジの体に縋りつくようにしながら唇を吸ってきたので、いやらしく舌を絡めているうちに、前立腺を突かれまくったカイジは精液を出さずにイって、あとを追うようにしげるもカイジの尻にグッと腰を押しつけ、スケべな体にドロリと濃い精液を中出ししたのだった。



 濃厚すぎる時間が過ぎ、出せるものはすべて出し尽くしてしまったあと、ふたり分の体液でぐちゃぐちゃに汚れたベッドの上で、カイジは事切れるようにして眠ってしまった。

 しげるは深く息をつき、数時間に及びカイジと繋がっていた陰茎をそっと抜き取る。
 うっすら赤く充血した窄まりは栓を失い、ヒクヒクと蠢きながら、大量に中出しされた精液をとろとろ溢れさせていた。

 しげるはカイジの髪をかきあげ、汗まみれの額に唇を落とす。
 目許に光る涙をペロリと舐め取ってやると、カイジがもぞもぞと身じろぎして、しげるの手をきゅっと握った。
「アカ……ギ……、」
 あえかな吐息とともに、カイジの唇が紡いだ名前。
 その名を耳にした瞬間、しげるの顔色が変わった。


「カイジさん、」
 ゆらりと体を起こし、しげるはカイジの足を抱え上げる。
 テラテラと濡れ光る陰茎で、先ほどまでさんざ嬲ったカイジの窄まりをすりすりと擦り上げる。
「……カイジさん」
 萎えることを知らない若い陰茎は、わずかな刺激ですぐに天を仰ぐ。
 すやすやと眠るカイジを無表情に見下ろしながら、しげるは自身の根本を支え、だらしない後孔を一息に最奥まで貫いた。
「んっ……ぅ、」
 寝入り端、夢とうつつの境を揺蕩っているカイジが、わずかに顔をしかめる。
 そのまま、しげるがゆっくりと腰を揺すり始めると、竿肌が前立腺をこする刺激に、カイジは眠ったまま微かに喘ぎ始めた。
「ぁっんっ……あぅっ……」
 まるで赤子がむずかるような声をあげるカイジを、ズッ、ズッ、とリズミカルに突き上げるしげる。
 やがて、ぐちょぐちょに濡れたカイジの陰茎が震えながら勃ちあがり、閉じられていたカイジの瞼がうっすらと開く。
 そのタイミングを見計らうように、しげるは律動を激しいものへと切り替えた。
「あぅっ……!? な、に……ふあっ、あっ!!」
 大きな目を見開き、ひどく取り乱すカイジの顔を覗き込み、ぱちゅ、ぱちゅ、と腰を打ちつけながら、しげるは言い放つ。
「……お仕置きだよ、カイジさん」
 なにに対する『お仕置き』なのか。
 理不尽で残酷な仕打ちの理由は告げることなく、しげるは凶悪な肉棒で起き抜けの体を容赦なく蹂躙していく。
「ひ、あッ! あ……アっ、し、しげ……っ」
 ようやく訪れた休息から強制的に叩き起こされたカイジは壊れそうに身悶えながら、途切れ途切れの甘い声でしげるの名を呼ぶ。
 憐れに震えるその響きに猫のような瞳を細め、しげるはカイジの体を激しく陵辱しながら、深く唇を重ねたのだった。





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