秋、寒し3


「なんで隠すんですか」
「当たり前だ!こ、こんな恥ずかしいところ…!」

ぎっ、と睨みつけてやると古泉はよく分からないと言う顔をした。
お前には俺の気持ちなんてミジンコ程も分からんのだろうな、クソ!
いいか、人間共感と受容の態度は常に持っておくべきだ、じゃないと世の中渡っていけないからな!
しかし、そんなのもちろん無視で古泉は俺の両膝をがっちり掴むと、思いっきり左右に広げてしまった。
スカートでかろうじて隠された秘部をいつのぞかれるかと思うとドキドキしてたまらない。
俺が閉じようと膝に力をこめると、古泉の怖い声が降ってきた。

「抵抗しないほうがいいですよ?」
「く、そ…!」
「痛くするんじゃないんです、あなたも大好きな気持ちいことをするんですよ?」

耳元でそう呟かれて俺は一気に顔を真っ赤に染める。
なんでこう、すぐに恥ずかしいことがいえるのかまったく以って理解できない。
そうこう考えているうちに、古泉の右手が俺の制服の中にもぐり込んでくる。
気づいたときにはすでに手遅れで、古泉の指先は俺の乳首を摘んできた。
びくりと体が震えて、息が上がる。
自分でも分かるくらい立ち上がった乳首を捏ねくりまわされて、俺は荒い息を吐いた。

「うぁ、は、ハァ!」
「右も触って欲しいですか?」

そう聞かれて、欲望のまま俺は頷く。
すると古泉はにっこり笑うと、制服の上から乳首に吸い付いた。
じっとりと古泉の唾液で制服にしみが広がる。
制服のザリザリした感触がたまらなく俺の乳首を刺激して、じんじんと痺れが体を犯す。

「んんぅ…!!!」
「あぁ、すごいですよ…ピンクの乳首が透けていていやらしい」

そういわれて初めて俺は立ち上がった乳首が布を押し上げて透けていることに気が付いた。
気づいてしまったら最後、あまりの羞恥にペニスの先端からじゅん、と先走りが滲む。
すっかり力の抜けてしまった俺の足を思いっきり広げると、古泉はスカートをめくり上げた。
そこにはもちろんタイツを押し上げて勃起した俺のペニスがあって。
しかも、いやらしい先走りのしみのおまけつきだ。

「ふふ、酷く倒錯的ですね」
「う、るさい…!」
「もうこんなに濡れてるじゃないですか」

ぬちょ、とペニスの先端を古泉の人さし指がなぞる。
指先に掬い取られたそう液体をぺろりと舐めると、にやりと笑われた。
もう、恥ずかしくてたまらなくて俺は目を瞑る。
こんな古泉、直視できない。
それでなくとも顔だけはいいから、こんな良い顔で性的なことをされたら俺だって興奮してしまう。
しかし、俺が目を瞑ったことで古泉は調子に乗って俺の股間にしゃぶりついてきた。
まったく予想していなかった刺激に目を見開いて悲鳴をあげる。

「ふあああぁぁぁああ!」
「すごい、ざらざらで気持ちがいいでしょう?」
「ふぇ、あ、趣味、わりぃ…!あん!」

本当に趣味が悪い。
だが、それに感じてしまっている俺なんてもっと最低だ。
それでも気持ちが良くて俺はひっきりなしに声を上げる。
根元から先端にかけて一気に舐め上げられて、腰が震えた。
もっと、もっと直接的な刺激が欲しい。

「こい、ずみぃ…脱ぎたい、これ、脱ぎたい…!」
「ダメです、このままタイツの中でイって下さい」
「無理、むりぃ…!ちゃんと触って…!」

古泉にブレザーのすそを握り締めて俺は乞うた。
恥なんかもう関係ない。
とにかくイきたくて、もっと気持ちよくして欲しくて俺は涙ながらに古泉に訴えた。




続く



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